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概要

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留|学|体|験|談世界へ漕ぎだせ!視界よしっ!YOSHiP!vol.03カナダ/バンクーバーアイランド大学Canada/Vancouver Island Universityいことはしっかり言うように心がけましたね。interview黒木哲史さん4年音声学ゼミカナダのバンクーバーアイランド大学(以下、VIU)に公費留学をした貴重な体験談を語って頂きました記者滞在中の楽しかった出来事を教えてください黒木友人4人とバンクーバーの中心部に遊びに行ったことですね。特に水族館が印象的でした。館内にジャングルがあるんですよ。魚じゃなくて爬虫類や鳥がいたり…。日本ではあまり見ない施設がたくさんあって、これがカナダでのエンターテイメントなんだと、文化の違いを感じました。あと、毎週金曜日にTGIF(Thank God, It's Friday)っていうのがありましたね。その日は、無事に金曜日を迎えられたことと、きたる週末を祝う日らしく、寮の一部屋を借りて、大きなピザやビールをたくさん買ってきて、学校の人たちをたくさん誘って飲み明かすんです。その時ばかりは、学業を忘れて多くの人と交流することを楽しみました。記者留学に至った経緯を教えてください黒木行きたいなと思い始めたのは、大学1年生の頃ですね。高校のときは「受験のための英語」しか勉強していなかったのです1が、大学ではCALL*等、「話すための英語」を勉強する機会が多くなり、それらがとても楽しかったんです。次第に、もっと実際に英語を使いたい、いろんな人とコミュニケーションを取りたいと思うようになり、留学を決意しました。記者留学のためにどんな準備をしましたか2黒木まず1年の頃はTOEFL*や英検の問題を利用して、語彙力やリスニング力を高めました。2年からはゼミの活動が始まり、書く、読む、聞く、話すといった「四技能」を中心に高め、3年の夏休みごろから志望動機書、学習計画書を書く準備をして春休みから実際に書き始めました。そして4年の5月ごろ、公費留学の試験を受けて合格を頂きました。留学するには、長い準備が必要なので、具体的な夢や目標を持つことが大切だと思います。記者留学前にどんなサポートを受けましたか黒木ニコル先生や戸髙先生等英語関連の先生や、実際にカナダやニュージーランドへ留学に行った先輩方から、参考になるたくさんのアドバイスを頂きました。先生や先輩との距離が近いMMUだからこそ、このような多くのサポートを得ることができたのではないかと感じています。記者実際にVIUで講義を受けて感じたことは黒木日本の講義は先生が一方的に進めている感じがするのですが、VIUでは学生が主体となって講義が進められていました。学生による質問やディスカッションが7、先生の指導が3ぐらいの割合で講義が構成されていたと思います。学生寮で一緒に過ごした友人記者留学を経て成長したと感じることはありますか黒木様々な国から留学生が学びに来ていたため、幅広く人の考えを受け入れ、その上で自分の考えを主張できるよう努力しました。その結果、今ではとても視野が広がったように感じますね。それは日本に帰ってからの生活で実感できています。記者留学を考えている後輩に一言お願いします黒木留学をしたいのであれば、明確な夢や目標を立てて、きちんと準備することが大切だと思います。あと、現地では「絶対に日本語を使わないぞ!」くらいの意気込みを持つことと、外国に「行く」のではなくて外国で「学ぶ」ということをしっかり頭に入れ、積極的に人や課題に関わることが、実りある留学につながるのではないかと思います。記者コミュニケーションを取る際に気を付けたことは黒木日本人はあまり主張をしませんよね。自分の言いたいことを雰囲気で察してもらおうとしますけど、そういう部分はカナダでは全く通用しなかったので、自分のしたいこととか、してほしバンクーバーの夜景*1 CALL…Computer Assisted Language Learningの略*2 TOEFL…Test of English as a Foreign Languageの略。非英語圏の出身者のみを対象とした、外国語としての英語テスト■記事早川康輝(1年)MMU SHiP vol.03 6