ブックタイトルm27_201312270000_takaharu_k_2601
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新年明けましておめでとうございます。皆様には健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃から町議会に対し、ご理解とご協力を賜り厚くお礼を申し上げます。昨年は衆参両議院のねじれも解消され、しばらくは安定した政権運営が続くことが期待されます。そのような中、経済は「アベノミクス」効果によって円安、株高へ大きく転換し、その結果大企業では大幅赤字から黒字へ、特に自動車業界にとってはバブル期を思わせるような躍進をしています。国にとっては納税額が大幅アップし、景気回復へ明るい判断材料となっているところだと思います。しかし、我々地方を取り巻く環境は決して明るいものではありません。先の見通しが不透明であり、公共事業においても将来に向けての設計ができず、技術者の確保や設備投資など、積極的な事業展開へ踏み切れない状態にあることから、中長期にわたり計算ができる体制づくりをするよう、国県への働きかけをすることが必要だと考えています。今日では気候の変化を含め、経済や文化、教育等、日ごとに大きく変化をしています。年齢構成においても少子化が進み、生産人口の減=納税者の減=自主財源が乏しくなる負の連鎖につながりつつあります。本町においても農家に限らず後継者不足は深刻な問題であり、高齢化がさらに進むことで、医療費の増加や介護分野への影響も心配されるところです。しかし、一方では明るい話題もあります。子牛の値段が大幅に上がり、枝肉の値も高騰していることや、消費税増税前の駆け込みにより建築業界にも活気が出てきたところです。このように、世の中が大きく変遷する中で今、議会に何が求められているのかが問われています。議会とは話し合う集団であると言われた方がいます。議員間で充分な議論をして決める、それが本来の姿であり理想の議決のあり方だと思います。よく話し合うためには、町民の皆様の声をよく聞き、情報収集を積極的に行い、行政に活かされるように努めなければなりません。そこで、我々町議会では議会改革特別委員会を立ち上げ、先進地への行政視察調査や町内各種団体への所管事務調査、意見交換会などを行い、町議会基本条例の制定に向け、あるいは町政の課題について取り組んでいます。また、行政と一体となった取り組みとして、県への要望も行ったところです。今後は議会独自での要望活動も必要であると思っていますし、さらには、小林市議会やえびの市議会との連携も視野に入れ西諸全体の発展を考えることが、将来の本町の発展につながってくるのではないでしょうか。今後は議会報告会等の計画も進行中であり、皆様のご意見をお聞きできる機会が多くなると期待しています。これからは、より一層見える、開かれた議会を目指していくとともに、さらなる町政発展のために一丸となって尽力して参る所存ですので、皆様方のご理解とご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。終わりに、今年一年が皆様にとって幸多い年になりますよう祈念し、新年のあいさつといたします。平成26年1月高原町議会議長前原淳一新年を迎えて3H26H26.1.1.1№633№633