ブックタイトルm27_20120614152520_takaharu_k_h2405
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霧島山を囲む宮崎・鹿児島両県の5市2町で構成する環霧島会議では、圏域の活性化に取り組んでいます。そこで、今月から「環霧島探訪」と題し、この地域で活躍している人や団体、イベントなどを構成市町の広報紙にシリーズで掲載していきます今。回は、環霧島会議都城大会を紹介します。午後の部では、女流講談師が環霧島地域の歴史を題材にした笑いあり、涙ありの講談をお届けします。参加は無料ですので、ぜひ参加ください。第10回環霧島会議都城大会●日時5月18日(金)13時~●場所都城市総合文化ホール●パネルディスカッション志學館大学の原口泉教授をコーディネーターに迎え、「新パワースポット環霧島トライアングル」(仮題)をテーマにしたパネルディスカッションを行います。環霧島会議の進むべき方向性を探ります。●講談人間国宝の一龍斎貞水の弟子で、テレビアニメの声優としても活躍中の女流講談師の一龍斎貞友さんによる講談「用水路開削に命をかけた坂元源兵衛物語」(仮題)●その他入場無料。申し込みも不要です。環霧島会議のこれまで環霧島会議は、平成19年11月に設立されました。これまでの取り組みの中で、「霧島火山防災マップ」は、昨年の新燃岳噴火の際に、地域住民の安全・安心を確保する上で役立ったことは、記憶に新しいところです。今後も環境や観光、防災、教育、農林、広報の6つの専門部会で、さまざまな事業について協力し、地域活性化を図っていきます。●問い合わせ先都城市経営戦略課?0986-23-2115何が原因?鳥獣被害近年、全国的に鳥獣被害が増加傾向にあります。本町も例外ではありません。本町の被害をもたらす鳥獣として、シカ、イノシシ、カラス、アナグマ、トバト、タヌキ、ノウサギ等が挙げられます。被害は農作物全般に及んでいますが、カラスにおいては、畜舎、家畜、ビニールハウス、車などにもイタズラする事例も確認されています。本町では有害鳥獣捕獲員の20名(平成23年度)の方々が昼夜を問わず被害をもたらす有害鳥獣の捕獲にご尽力いただいています。また、町内を見てみると住民の方々が工夫してネットや柵を設置している田畑が見受けられます。しかし、単純に「捕獲・柵の設置=被害減少」ではないのが現実です。つまり、被害の原因は他にもあるということです。全国には被害が増加する中、被害を減少させている地域があります。なぜかというと、その地域では被害の原因を勉強したからです。原因がわかれば柵の張り方や鳥獣の追い方も変わってきます。まずはみんなで勉強!鳥獣被害がだんだんひどくなるというのは「餌付けに成功した」だけのことですつ。まり、対策は餌付けをやめることなのです。そのためには何が餌付けかを知る必要があります。餌付けとは、人は怖くないという「人慣れ学習」と、いつでも満腹になれる「エサの準備がしてある」という2つです。例えばシカが冬の田んぼでレンゲを食べています。「ダイコンは困るけどあそこでレンゲを食べているなら別にいいや」と誰かが何もせずに見て通ります。「何もしないで見ているだけ=人は怖くないという学習」「レンゲで満腹にさせる=餌付け」ということになります。「○○はダメだけど□□ならいいや」…そんな人が多い集落ではどんどん餌付けが進み、鳥獣を増やすだけではなく、山の食文化を失わせていきます。(次号につづく)▲アナグマ▲有害鳥獣担当鳥集悠太さん8広報