ブックタイトルm27_20120614150519_takaharu_k_h2306
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朝焼けの吉都線喜き奴ど川がわ号の碑(上麓区)日ひ髙だか貞さだ幸ゆきさん宅のケセンの木(中平区)喜奴川号とは人ではなく馬の名前です。この馬は明治27年に北海道で生まれ、瀬戸口長通氏が高原に種馬として導入しました。当時は軍馬、乗馬、農耕馬と馬の需要が高く、町内の馬の改良推進は急務の課題でした。不幸にも19才で病死しましたが、それまでに種馬として本町の馬の改良推進に大きく貢献しました。ケセンの葉や根はとてもいい香りがします。昔は根っこを掘ってお菓子代わりにかじったり、焼酎に漬け込んでケセン焼酎を作ったりしていました。鹿児島ではケセン団子を作っているところもあるようです。とても成長が早く、いつの間にやらこんなに大きくなってしまいました。木の周りには、落ちたケセンの実から芽生えたミニケセンがたくさん根付いています。げなげな話★めしゅくわん嫁よめ女じょ昔々、ある男が「飯を食べない嫁女」ということで妻をめとりました。しかし、一日一日、蔵の俵が無くなるので、「これは変なことだ」と思い、野良仕事から帰ってそっと家の中を見てみました。すると、嫁女は鬼の姿になり、大釜で米を炊き、一口で食べていました。男はびっくりして「これはどうしたことだ!」と叫ぶと鬼は「見たな?!!とって食べるぞ!」と言いながらどこまでも追っかけてきました。男はおびえ、「もはやこれまで!」と言い、菖しょう蒲ぶの池に飛び込みました。鬼が男を食べようとしたところ、菖蒲の香りを嗅いでしまい、鬼は力を失って去っていきました。このようなことから五月の節句には菖蒲を飾るようになったといわれます。?「高原町の民話」より??広報たかはる平成3年6月号の記事より貞幸さん照美さん夫婦11H23.6.1№602