ブックタイトルm26_201302280105_mimata_k_h2502
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しかし、そのために、ちょっとした張れ」などと励ましてはいけない、でも減少します。問題なのは減少すても気を使いながら生活しています。例えば、うつ病の人に対して「頑そういった脳内物質は年を取ると誰そんな人たちは、実際、周囲にと知がだいぶ進んできています。まり神経質になる必要はありません。します。何となく毎日を過ごしている」と話―ううつつ病病ににつついいてて、教最え近て、く社だ会さ的い認。よって違います。脳内物質減少にあただし、ストレスの感じ方は人にことや悲しいことは何もない。ただ、方がいいですね。質減少の主な原因はストレスです。そういう人に話を聴くと、「楽しい態が見られたときはうつ病を疑ったすることも知られています。脳内物中に閉じこもるような人がいます。に出るのが減ったな...。そういう状ドーパミン(意欲を起こす)が減少た後、趣味などの活動をせずに家の何となく痩せてきたな、何となく外るセロトニン(気分を調整する)や特に高齢者で、仕事を定年退職しという気持ちの表現は目立ちません。また、うつ病では、脳内物質でありやすくなります。違って「もう駄目だ」「面白くない」うことにつながるのです。人間ではないかという思考回路に陥齢者のうつ病は若い人のそれとはいのか」とその人を追い込んでしまます。そして、自分は役に立たない症は表裏一体の関係にあります。高われると「これ以上、どうすればいが多く、それが自信喪失につながり際、高齢者にとって、うつ病と認知なのに、さらに「頑張れ」などと言いころに比べて衰えを実感すること症」も疑わなくてはいけません。実在の状態にいるのです。そんな状況中高年になると、健康面などで若者の場合は、「うつ病」以外に「認知自身ですでに精いっぱい頑張って現が出ています。自殺の原因となる病気として高齢けないのでしょうか。うつ病の人は、―の占殺め者るの割統合計がを高見いるとと、い中う高結年果者いう選択をしてしまうのです。思います。では、なぜ励ましてはい自ストレスが引き金となって、自殺とというのは多くの人が知っていると「心の病」と自殺専門医に聴く三山吉夫氏に話を聴いてきました。NPO法人国際ビフレンダーズ宮崎自殺防止センター理事長も勤める「心の病が原因となる自殺」について、認知症、精神疾患の第一人者で、げることで、「問題点」は何かを知る方します。とにかく、話を聴いてあです。そして、必要な場合は薬を処こと」「よく話を聴いてあげること」5広報みまた2013.2うつ病治療の基本は「あせらないるところだと思います。―治う療つを病受にけかるかのっかた、場皆合さ、んど気うにいなう多いですね。乱れによって引き起こされることがして、高齢者の場合、生活リズムの調整する幅が狭くなることです。そることよりも、その人の脳内物質をSpecial Interview三山吉夫氏(みつやまよしお)山口県出身。山口医科大学卒。九州大学医学部大学院博士課程修了(医学博士)。精神医学、老年精神医学、認知症疾患の病態に関する研究を専門とし、各分野の第一人者として活躍中。1974年、国立小倉病院精神神経科医長。77年、宮崎医科大学医学部助教授。93年、同大学医学部教授(同大学保健管理センター長を併任)。02年、同大学副学長。03年、宮崎大学医学部名誉教授・社団法人八日会大悟病院老年期精神疾患センター長。そのほか、社会的活動として宮崎県精神保健福祉連絡協議会長、NPO法人国際ビフレンダーズ宮崎自殺防止センター理事長なども勤めている。76歳。