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概要

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謹賀昨年を振り返りますと、国政において、政治が不安定で、国民のさらなる政治不信を招いた年ではなかったかと思います。特に一昨年の東日本大震災の復興は遅々として進んでいないのが現状であります。東北地方の復興なくして、日本の将来はありません。将来、南海トラフ巨大地震が発生すると予測されています。国民の生命と財産を守るのが政治の重要な使命であるという点からしても復興を急ぐことが最重要課題となっています。一方、危機的状況にある国内経済においては、今年こそ、デフレからの脱却を図り、経済を再生すべきであると考えます。そうすれば疲弊している地方経済においても活気が出てくるのではないでしょうか。そうすることが、すなわち、町民の皆さま方の所得向上にもつながっていくと思います。続いて、本町における昨年1年間を振り返ってみます。県内市町村で人口減少が続いている中、本町ほか1市だけが人口増加。昨年の3月には人口2万5000人を突破しました。人口が増えたことで、まちに活気が出てくればと期待しています。一方、町全体で人口増加となっているにもかかわらず、各地域においては「西高東低」といわれる通り、過疎・過密の格差になかなか歯止めがかからない状況にあります。住民サービスの面から見ると「どの地域に住んでもよかった」と町民の皆さまが実感できるようなまちづくりに積極的に取り組んでいくべきと考えています。そして、そのことが本町全体の均衡ある発展につながると思います。「人口増加という本町の利点をどう生かしていくか」が今後の課題です。ところで本町は昔から「文教のまち三股」といわれており、行政も教育に力を入れてきました。しかし、まだ高い目標を目指して取り組む余地があるのではないかと考えています。「人づくりはまちづくり」といわれます。現在までに諸先輩方が築き上げてきたものを礎に、県内他市町村からもさらに一目置かれる文教のまちを目指して今以上に精力的に取り組むべきであります。その実現のためには、人間味があり、そして善悪の判断ができるような道徳教育の徹底を図るべきであると思います。さまざまな課題を解決していかなければならない本町において、私たち町議会議員12人は今年も積極的に活動してまいります。「町政は町民のためにある」を肝に銘じ、課題解決のために精いっぱい努力いたします。町民の皆さまに開かれた議会を目指し、議会運営を推進するとともに、議員一人ひとりの資質向上を図ります。どうか、皆さま方のご指導・ご協力をよろしくお願い申し上げます。終わりに、皆さま方のますますのご健康とご多幸を心から祈念申し上げまして、新年のあいさつといたします。平成二十五年癸巳町民の皆さまにはよき新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます三股町議会議長山中則夫広報みまた2013.13