ブックタイトルm25_20130910104923_bonpaku05
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ボンパクに参画する理由都城盆地博覧会は、平成20年(2008年)に始まりました。活動始めてから丸5年、多くの地域の資源や人材を活用して、体験プログラムをつくって来ました。今まで制作し、実施してきたプログラムは212プログラム。プログラムの参加者は3,700名。プログラムを提供するのは、このまちで働く人、暮らす人。それぞれの思いを乗せて、紹介したい事柄・物語を持つ人たち。そして、ボンパクに集まる方に共通するのは、このまちが好きだということ、その思いを同じくする参加者と出会いたいという気持ちがあること。また、ボンパクを毎年、開催するうち、参加者の中から、プログラムを提供したいという方や、プログラムを提供する方を支えるコーディネーターが生まれています。ボンパクがユニークなのは、それぞれができることを持ち寄って、それを分け合ううちに、交流が生まれ、地域の宝が磨かれていくと言う点です。この特集では、ボンパクに関わるそれぞれの方がどのような思いで、ボンパクに関わっているのか、ボンパクを通してどんなことを目指しているのかをご紹介したいと思います。春村光行さん笛水地区活性化委員会坂元三郎さん横市地区まちづくり協議会有馬政彦さんみやこんじょ防災広め隊平成14年に宮崎県の「新しい集落作りモデル事業」に取り組んだのをきっかけに地域づくりの活動を始めた笛水地区。事業終了後も活動を継続しようと立ち上がったのが笛水活性化委員会。平成20年のボンパクから、キッズボンパクも含めて毎回、プログラムを提供している笛水地区。何よりもすごいのは、参加者より多いんじゃないかと思うほど、住民の方が協力して、お出迎えしてくれること。キッズボンパクでは、地区の子どもと地域外の子どもが1泊2日の体験を通じて友達になり、毎年、参加したいと予約する子どもも…。笛水の活動を牽引する一人、春村さんはボンパクに関わる理由を、こう話す。「地域づくりには、いろんな知恵や工夫がいる。自分の地域で活動しているだけじゃなくて、色んなところで出かけて人と会うことで得られる。」「ボンパクでは多くの提供者同士の交流からいつも刺激を貰うし、事務局のまちづくり株式会社の持っているノウハウや情報に助けられている。」「また、参加者の方とお話していると、自分たちの地域のよさを気づかせてもらえる。地区の住民、勤めている会社の理解、ボンパクの活動で会う方々、色んな人から手助け貰いながら、活動できていることがありがたい。笛水の広報マンとして、これからも笛水のよさを伝えて行きたい。」現役時代はゼネコンに勤務し、大型の建設プロジェクトに、関わった坂元さん。約10年前に早期退職され、地元に帰ってきた。公民館長を務めた後、現在は、横市地区のまちづくり協議会の事務局長として地域づくりを行っている。帰ってきた当初、単身赴任歴が21年と長かったので、地域のことをよく知らなかったため、各イベントにも積極的に参加した。立場上、市内各地のイベントに参加する機会も多かったため、ボンパク運営委員会から声がかかったときもすぐにイメージが持てた。「ボンパクでは自分が今まで培ってきた経験・ノウハウを活用できると思った。また、横市地区まちづくり協議会の組織力も試したかった」と話す。昨年度、ボンパクで「母智丘歩きと昼ごはん」を提供、好評だった。反省会では、食事提供でご協力いただいた横市生活学級の会長さんが嬉しくて涙ぐむ場面もあったという。「これまで数年、まちづくり協議会として活動してきて、地域の人との繋がりもあった。個人、団体ともにこれまでの経験を発揮できたと思う」と坂元さん。「一度ボンパクを経験したことで、来年はあれも出来る、これも出来る、とアイデアが湧いている。より多くの人に来てもらって地域の活性化につなげたい」と坂元さん。有馬さんは現役消防士であり、現在は都城市役所・危機管理課に勤務。東日本大震災が起きた際に、緊急消防援助隊として、現地で津波被害を目の当たりにした。「この体験をいち早く都城市民に伝えなければ」と、同年7月、現職消防士7名(現在は9名)で「みやこんじょ防災広め隊」を発足、防災意識を高める活動を行う。“まちづくりの基本は防災力”との考えから、防災意識を高めてもらおうと活動中。市内の小中学校、公民館などで防災授業を行っている。昨年度のキッズボンパクでは、「楽しく学ぼう!いざという時役立つ生き抜く術!」というプログラム提供した。「多くの参加者に感動してもらった。今後、出来ることの可能性が広がった」と振り返る。「ボンパクには、現状を打破する力や行政と市民をつなぐ役割があると思う。自分達がやりたいことを試すことができて、いい経験となった」と話す。「自分たちが生き生きと活動している姿をみて、“こんな大人になりたい”“こんな大人がそばにいたら楽しいな”と感じてもらえたら嬉しい」と語ってくれた。有馬さんには、キッズボンパク・ボンパクの提供者に安全確保・緊急対応の研修でも講師を務めてもらっている。→笛水ウォーク[P16]→母智丘歩きと昼ご飯[P16]5