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概要

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(5)歯の健康ア基本的な考え方歯・口腔の健康は、口から食べる喜び、話す楽しみを保つ上で重要であり、身体的な健康のみならす精神的、社会的な健康にも大きく寄与します。また歯の喪失による咀嚼機能や構音機能の低下は、多面的な影響を与え、最終的に生活の質(QOL)に大きく関与します。平成23年8月に施行された「歯科口腔保健の推進に関する法律」の第一条においても、「歯・口腔の健康は、国民が健康で質の高い生活を営む上で基礎的かつ重要な役割を果たしている」ことが定められています。すぺての国民が生涯にわたって自分の歯を20本以上残すことをスローガンとした「8020(ハチマルニイマル)運動」は、以前から展開されているところですが、超高齢社会の進展を踏まえ、生涯を通じて歯科疾患を予防し、歯の喪失を抑制することは、高齢期での口腔機能の維持につながるものと考えられます。歯の喪失の主要な原因疾患は、う歯(むし歯)と歯周病で、歯・口腔の健康のためには、う歯と歯周病の予防は必須の項目です。フッ化物の情報提供を行ない、幼児期や学齢期からの生涯にわたるう歯予防に加え、近年のいくつかの疫学研究において、糖尿病や循環器疾患等との密接な関連性が報告されている成人における歯周病予防の推進が不可欠です。歯の喪失は、健全な摂食や構音などの生活機能に影響を与えますが、歯の喪失を予防するためには、「う歯予防」及び「歯周病予防」をより早い年代から始める必要があります。これらの予防により生涯にわたって歯・口腔の健康を保つためには、個人で自身の歯・口腔の状況を的確に把握することが重要です。イ現状・課題と取り組む方向(ア)幼児・学齢期のう歯(むし歯)の罹患率の減少生涯にわたる歯科保健の中でも、特に乳歯岐合の完成期である3歳児のう歯の改善は、幼児の健全な育成のために不可欠です。本市のう歯がある子どもの割合は全国や県と比ぺると、1歳6ヵ月児、3歳児ともに高い割合となっています。(P69図3-22)今後とも保育園等で実施しているう歯予防に有効なフッ化物洗口に取り組みます。乳幼児期の歯科保健行動の基盤の形成は、保護者に委ねられることが多いため、生まれてくる子どもの歯の健康に関する意識を妊娠中からもつことが必要です。また妊娠中に罹患しやすくなる歯周疾患予防のために、妊娠期に歯科検診を受けるよう、今後も促していきます。