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概要

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(4)喫煙ア基本的な考え方たばこによる健康被害は、国内外の多数の科学的知見により因果関係が確立しています。具体的には、がん、循環器疾患(脳卒中、虚血性心疾患等)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、糖尿病、周産期の異常(早産、低出生体重児、死産、乳児死亡等)の原因になり、受動喫煙も、虚血性心疾患、肺がんに加え、乳幼児の喘息や呼吸器感染症、乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因になります。たばこは、受動喫煙などの短期間の少量曝露によっても健康被害が生じますが、禁煙することによる健康改善効果についても明らかにされています。特に長期の喫煙によってもたらされる肺の炎症性疾患で、咳・痰・息切れを主訴としてゆっくりと呼吸障害が進行するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、国民の健康増進にとって極めて重要な疾患であるにもかかわらず、新しい疾患名であることから十分認知されていませんが、その発症予防と進行の阻止は禁煙によって可能であり、早期に禁煙するほど有効性は高くなる(「慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防・早期発見に関する検討会」の提言)ことから、たばこ対策の着実な実行が求められています。たばこ対策は「喫煙率の低下」と「受動喫煙の曝露状況の改善」が重要です。喫煙と受動喫煙は、いずれも多くの疾患における確立した原因であり、その対策を講じることにより、がん、循環器疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、糖尿病等の予防においても、大きな効果が期待できることから、たばこと健康について正確な知識を普及する必要があります。イ現状・課題と取り組む方向(ア)成人の喫煙率の減少喫煙率の減少は、喫煙による健康被害を確実に減少させる最善の解決策であることから、評価指標として重要です。本市の成人の喫煙率は、全国と比較すると低く推移しており、男女ともに緩やかに減少しています。(P66図3-21)たばこに含まれる二コチンには依存性があり、自分の意思だけではやめたくてもやめられないことが多いため、今後は禁煙に取り組む人に対する積極的な支援と同時に、喫煙によるリスクがより高い人への健診データに基づいた支援が重要になります。