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概要

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(3)糖尿病ア基本的な考え方全国の糖尿病有病者数は10年前と比ぺて約1.3倍に増えており、高齢化に伴って増加ペースは加速することが予想されています。糖尿病は心血管疾患のリスクを高め、神経障害、網膜症、腎症、足病変といった合併症を併発することなどによって、生活の質ならびに社会経済的活力と社会保障資源に多大な影響を及ぼします。糖尿病は、現在新規透析導入の最大の原因疾患であるとともに、成人中途失明の原因疾患としても第2位に位置しており、さらに、心筋梗塞や脳卒中のリスクを2~3倍増加させるとされています。(ア)発症予防糖尿病の危険因子は、加齢、家族歴、肥満、身体活動の低下(運動不足)、耐糖能異常(血糖値の上昇)です。糖尿病の発症予防には、循環器疾患と同様に、危険因子の管理が重要であるため、糖尿病の発症予防にも循環器疾患の予防対策が有効になります。(イ)重症化予防糖尿病における重症化予防には、健診結果から、糖尿病が強く疑われる人や、糖尿病の可能性が否定できない人を見逃すことなく、早期の治療開始につなげることが必要であり、そのためには、健康診査の受診者数を増やしていくことが非常に重要になります。また、糖尿病の治療を受けていなかったり、治療を中断したりすることが糖尿病の合併症の増加につながることは明確に示されています。治療を継続し、良好な血糖コントロール状態を維持することにより、糖尿病による合併症の発症等を抑制することが必要になります。イ現状・課題と取り組む方向(ア)合併症の減少近年、全国的に糖尿病性腎症による新規透析導入患者数は、増加から横ばいに転じています。これは、糖尿病治療や疾病管理の向上の効果が高まっていることが考えられ、少なくともこの傾向を維持することが必要です。本市の国民健康保険加入者で平成25年12月現在の透析患者を開始年別にみると、年ノマ累積される患者数が増えていくのがわかります。(P36図3-4-(1))また、小林市全体でみても、男女合わせて毎年10~20人程度の人が新たに人工透析導入となっています。(P36図3-4-(2))人工透析導入者で多くの人が糖尿病を合併しています。糖尿病の発症から糖尿病性腎症による透析導入に至るまでの期間は約20年といわれていることから特定健診受診を勧奨するとともに、より多くの市民が保健指導を受けることができるよう環境を整備していく必要があります。また、一般に正常域を超えて血圧が上昇すると、それが軽度であっても透析導入のリスクとなることが国内外の研究によってわかっています。本市は血圧が正常よりも高い方が多いため、併せて取り組みを強化します。