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概要

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2吉都線100周年記念事業きっとつながる。吉都でつなぐ。平成24年には小林駅、25年には吉都線全線の開業から100年を迎えました。「吉都線を未来に残したい」。「小林市を盛り上げたい」。そういった思いを胸に、2年間取り組んできた人たちがいます。「吉都線100周年記念事業小林市実行委員会」。今月号では、実行委員会の活動の成果や思いから、吉都線の価値と、それをどう生かし、未来につなげていくかを考えます。吉都線は、鹿児島県湧水町の吉松駅から都城市の都城駅に至るJR九州の鉄道路線です。小林駅は大正元年(1912年)10月1日に開業し、翌年10月8日に全線が開業。宮崎から鹿児島や熊本、博多方面へ鉄道で向かう重要幹線として機能しました。しかし、小林駅の利用者数は、昭和59年の1日平均3300人をピークに、平成25年には平均1200人まで減少。利用者数はピーク時から約3分の1まで落ち込み、路線の廃止も懸念されてきました。そういった状況の中、平成24、25年に小林駅と吉都線は100周年を迎えることになります。この100周年を盛大に祝おうと発足したのが、市民有志や団体、市職員ら50人で組織された「吉都線100周年記念事業小林市実行委員会(以下「実行委員会)」です。目的は路線維持に留まらず、100周年をきっかけとした地域活性化や、その起爆剤となる観光列車の誘致にありました。2年間という限りある活動期間(平成24年4月から26年3月まで)の中で、どういった取り組みと成果があったのか。元委員の思いとともに紹介します。利用者が減少する中で迎えた100周年100周年を地域活性化につなげる●特集2