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概要

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15 Ebino City Public Relations, 2013.1歌でえびのを元気にしたい「第九で広がる輪をえびの市全体に広げていきたいですね」と話すのは、昨年12月にえびの市で2回目となる「第九でえびのを元気に!」公演を成功させた小倉真里子さん(中島区)です。第九とは、ベートーベンの交響曲第9番の日本での愛称です。第4楽章は独唱と合唱を伴って演奏され、第4楽章の主題は『歓喜の歌』としても親しまれています。市内でピアノ教室を営む小倉さん。「第九は、聞いても歌っても元気の出てくる歌。この第九と音楽でえびのを元気できないかと、かねてから考えていました」第九の公演に向けてえびの市での第九の公演を決意したのは3年前の2月のこと「娘と一緒に宮城県石巻市に第九の公演を見に行きました。市民250人のコーラスとオーケストラの演奏、それと観客との一体感に感激しました。公演後、娘と涙が止まらなかったのを覚えています。その感動をえびのにも届けたいと思いました」そんな時、目にしたのが市の広報紙の「市民提案運営型自主文化事業を活用してみませんか」という記事でした。「これはチャンスと思い、すぐさま社会教育課に電話をかけまし第九でえびのを元気にしたいおぐら・まりこ/中島区/趣味:ダンス(子どもたちと踊るピップホップダンスにはまっています)た。平成23年9月には、市民が参加する『第九を歌う会』を発足することができました」会は立ち上げたものの、最初は運営の方法がわからず悩んだそうです。「熊本県民第九の会に入りました。そこで、運営の方法などを学びました」平成23年12月18日に行われた第1回公演は成功の内に終わりました。第2回の公演に向け、えびの市民で構成する合唱団110人は、9月上旬から週2回のパート練習や全体練習を重ね、平成24年12月16日の本番に挑みました。「全体練習では、なかなかうまくいきませんでした。本番はどうなるかと心配でした。公演が始まるとみんなの呼吸はバッチリ。今までにないできでした。公演後、『すごく感動した』『参加してよかった』と言葉をかけてもらえました」第2回の公演には第1回目にはない新たな演出を加えました。「第九のソリスト(独唱)や演奏には、全国各地で活躍中のプロを招きました。えびの風にアレンジした『オペラ、カルメン』を上演前に披露しました。オペラを見る機会はめったにないと思います。こういった機会にぜひ、見てもらいたいですね」より充実した公演を目指して飲み会などでは、カラオケで声のいい人に第九に参加してみませんかと声をかけています。「聞くのもいいですが、コーラスとして参加してみるのも楽しいですよ。歌うことで心と体が元気になります」現在、第3回の公演に向けて準備を進めています。「2回目よりも3回目というようにプレッシャーはありますが、市民や参加者がもっと楽しくなるような公演を目指してがんばっていきたいです」Profile