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概要

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独特の風味ともちもちした触感が楽しめる昔ながらのお菓子『あくまき(灰汁巻き)』。「ちまき」や「あくだご」とも呼ばれます。端午の節句の時期に昔はどの家庭でも作られていたそうですが、今では味を知らない子どもたちも多いのではないでしようか。そんな昔ながらの懐かしい味を伝え残そうと活動しているのは、串間市農産加工研究会の皆さんです。会長の水頭典子さんにこだわりを伺うと「すべて地元のものを使っており、添加物をI切使っていないこと」と話します。材料となるもち米、灰汁、包んである竹の皮まですべて自然のものを使っています。特に灰汁は灰から手作りしているため、無添加で体にも優しい。「わたしが子どものころは、特別に灰汁を薄く加減した小さなお子さま用のものを、よく母が作ってくれました」とおふくろの味を今でも忘れられない様子。「昔は、当たり前のように食卓で竹の皮をむいて、みんなの分を切り分けたり、食べるまでに『ひと手間』かかった。この『ひと手間』が大切。今は食べ物が豊富で何でも手軽に食べられますが、食べ物のありがたみが分かるし、家族との会話も進みますよね」と典子さん。そんな『ひと手間』も楽しめる、竹の皮の上にのせたまま簡単に食べられる方法をご紹介します。ぜひお試しあれ。すべて手作り、おふくろの味を伝え続けます自然そのまま。あくまき串間市農産加工研究会のみなさん