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概要

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大束地区・下園田に平成2年度から整備が進められてきた新浄水場が完成。「東区浄水場」として4月1日より供用開始しました。東区浄水場は高度浄水設備として膜ろ過設備を導入しています。膜ろ過とは原水を所要の圧力で膜ろ過設備に供給し、一定の大きさ以上の不純物を物理的に分離するろ過を行い、連続的に浄水処理する設備です。網や布などで水をこすのと清浄な水道水をより安定して供給できるようになりました。同じ原理で、東区浄水場に整備されたろ過膜はUF膜(限外ろ過膜)といい、その孔径はO・01マイクロメートル。1億分の1メートルという小さな穴のあいた膜でろ過を行います。環境変化に伴う水質の変化近年の自然環境の変化は著しく、平成16年の台風23号や平成18年の集中豪雨の際には、上水道の各水源が濁り、給水制限などを要する事態が発生しました。これまで、水源の井戸の水質は通常安定しており、河川の水質が多少変化してもほとんど影響を受けるものではありませんでした。しかし、近年の記録的な豪雨により河川の水位・濁度(濁り)が急激に変化し、井戸の水質にまで影響するようになりました。これまでの塩素消毒のみの浄水方法では、このような場合、取水を停止して水質の回復を待つしかなかったのです。このような状況の中で、清浄な水を安定して供給するためには、高度な浄水処理施設が必要となりました。そこで市では、膜ろ過設備を導入した新浄水場「西区浄水場」および「東区浄水場」を整備。豪雨などで水源が濁った場合でも清浄な水道水を安定供給できる、災害に強い水道施設の整備を図ったのです。※上水道以外の水道施設。本城、都井、市木、宮ノ浦、大平、高則・胡桃ヶ野・古大内、赤池などの簡易水道の水源の水質は、現在のところ清浄でとても安定しています。