ブックタイトルm21_20120514140203_shiseiyouran
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昭和五十一年から五十八年の本町通り拡幅工事に伴い、商人町としての風情を壊さないように、住民みんなで話し合い、造り上げた商店街です。数百年の歴史ある商人町が、歴史的景観に配慮した町並みに生まれ変わりました。本町通りは、飫肥城下に、江戸時代の初めから続く、東西約一キロメートルの商人町です。昭和四十年代に入り、自動車の交通量増加から、バイパス建設が計画されましたが、地区住民の強い意向から、昭和四十八年に、本町通りの拡幅工事が決定されました。しかし、拡幅工事により、歴史ある町家が壊されることを心配した、本町の有志が集まり、昭和五十二年に「飫肥本町通り商店街振興研究会」を結成、翌年には「本町通り街並み研究会」が発足し、五つの申し合わせ事項を作りました。その内容は「家は日本風に統一しよう」、「家は溝から一メートル下げよう」、「軒は溝まで出そう」、「軒の高さを決めよう」、「ケバケバしい色は避けよう」というものです。こうしたまちづくりへの取り組みが評価され、昭和五十九年に「潤いのあるまちづくり賞」、昭和六十二年に「手づくり郷土賞」を受賞しました。伝統と新しさが調和した魅力ある商店街本町通りの再生歴史的景観に配慮して整備された本町通り資料館内部商家資料館商家資料館本町にある白漆喰壁で土蔵造りの商家です。明治三年、本町の豪商山本五平が建築したもので、本町通りの拡幅工事に伴い移築して、商家資料館として生まれ変わりました。樹齢二百年以上の飫肥杉で建てられており、かつての商家で使われていた道具類約二百五十点を展示しています。NICHINAN 8