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概要

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男祐兵は、播州姫路(兵庫県)で秀吉に仕え、天正17年(1587)の島津氏に対する九州攻略で案内役を務めた功績により、飫肥の地を与えられました。その後、江戸時代を通じて伊東家が飫肥藩(現在の日南市と宮崎市南部、清武町)を支配しました。?飫肥藩では、江戸時代後期から殖産興業を推進し、野中金右衛門に代表される造林事業によって飫肥杉に覆われました。飫肥杉は造船材として優れており、西日本の木造船の多くは飫肥杉が使用されました。その飫肥杉は宮崎県全域に植林されて、平成3年度から17年連続で宮崎県は杉丸太生産量日本一を誇っています。?一方、港町油津は、江戸時代前期に開削された堀川運河沿いが明治時代から飫肥杉の集積場となり、昭和初期には東洋一のマグロの水揚げとともに、油津の町は宮崎県でもっとも活気ある町として栄えてきました。杉村金物本店や堀川橋、油津赤レンガ館などの建物群が、当時の繁栄を示しています。この当時のマグロやカツオ漁の伝統は、油津港や目井津港に引き継がれ、現在でもカツオの一本釣りでは全国一を誇っています。??市制、町制の経緯については、旧日南市は昭和25年に吾田町・油津町・飫肥町・東郷村が合併して市制を施行し、後に隣接町村を編入しました。また、旧北郷町は昭和34年、旧南郷町は昭和15年に町制を施行し、その後旧南郷町は昭和31年に榎原村の一部が分村合併しました。?そして平成21年3月30日、旧日南市、旧北郷町、旧南郷町の旧3市町が合併し、「日南市」が誕生しました。?5人口構造?市域の人口推移をみると、減少傾向が続いており、昭和60年から平成20年までの23年間で19.1%減少しています。一方で高齢化の進行は著しく、平成20年の高齢化率は30.5%に達しています。?■総人口?男27,000人?女30,930人?計57,930人?世帯数23,560世帯?(平成21年4月1日:現住人口)■人口と高齢化率の推移?■国勢調査?人口、世帯数?総数年齢3区分別人口?(平成17年10月1日)(人、世帯)内訳旧日南市旧北郷町旧南郷町人口男女世帯60,91428,38032,53423,63044,22720,53223,69517,6425,0732,3362,7371,81711,6145,5126,1024,171(人)総数内訳旧日南市旧北郷町旧南郷町0~14歳7,9575,8455991,51315~64歳35,62125,8302,8626,92965歳以上17,33412,5501,6123,172産業別就業人口?総数総数27,917第1次4,078第2次6,566第3次17,173分類不能100(人)内訳旧日南市旧北郷町旧南郷町20,0702,2324,79012,998502,3444588041,08115,5031,3889723,09449NICHINAN 60