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概要

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4日南の暖かい気候と人の温かさ、山や海が好きになり、イチゴ栽培と観光農園を営む南浩二さん家族を紹介します。南浩二さんの家族真赤なイチゴに愛情を込めて南いちご農園農業大好き少年北郷町総合支所北側の農道を200メートルほど行くと、木で作った「南いちご農園」という看板が見えてきます。ハウスの中に入るとイチゴの甘い香りと暖かい空気が重なり春を感じます。南浩二さん(32歳)は、大分県出身。宇佐市で農業を営む祖父の手伝いを幼いころからしていました。その影響で農業が好きになり、農業に関わる仕事がしたいと宮崎大学農学部で学び、実習の経験を積む中で自ら農業がしたいと考えるようになりました。「県内をいろいろ見て回りましたが、北郷の山々がふるさとの風景に似ているので、ここで農業がしたいと思いました」と語る南さん。はじめからイチゴ「イチゴは新規就農者が始めやすい、年齢を問わず好きな人が多いので需要がある。栽培マニュアルがあり、価格の変動がない」との考えからイチゴ栽培をすると決め、大学卒業後、熊本の観光農園で1年間研修し観光農園のノウハウを学びました。平成15年に当時の北郷町役場に相談に行くと、「資金が必要です」などのアドバイスを受けました。何回か足を運ぶうちに、イチゴの肥料業者や空いたハウスを紹介されました。地域の人との交流南さんは、「北郷の人たちは僕を暖かく迎えてくれました」と言います。当時住んでいた立野区の人たちから息子のようにかわいがられ、夕食や飲み会によく誘われました。また、地元のバスケットボール部に入ったり、毎年3月に開催されている北郷温泉さくらロードレース大会でスタッフとして参加したりと地域活動に触れ合う中で友人が増えていきました。念願の観光農園経営北郷のスイートピー農家でアルバイトをしながら、土地やハウスを探し、多くの人の協力があって平成17年にイチゴ栽培を始めることができ、2年後には南さんの夢であった観光農園の経営を始めました。栽培面積は12アールから初めて現在28アール、そのうち観光農園が10アール。平成18年に結婚し、ここから妻の恭子さん(37歳)との2人3脚の農業が始まりました。接客担当は恭子さん。品種さがほのかだけを栽培し、収穫は11月中旬から6月中旬、観光農園は1月2日から5月下旬まで開園しています。「イチゴは実がなるまで約1年かかるので年中管理しています」と話す南さん。親株は12月から5月まで育て、6月から株分けをして子株を9月まで管理し、11月からイチゴの収穫に入ります。毎日毎日が挑戦「あまいイチゴを作る努力は7年間毎日続けています。この土地に合う肥料を探して試し、合うと思ったらどんどん使っています。化学肥料ではなくできるだけ有機質の肥料を使いたいとも考えています。イチゴの品質管理はその土地で全く違ってくるので、自分の土地