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概要

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11 2012.2（如月）広報にちなん〈取材を終えて〉３家族に共通していることが２つあります。一つは笑顔です。自分の夢を追い、挑戦し続けている彼らの笑顔は、とても眩しく輝いていました。もう一つは、自分がやりたことが、明確に決まっていることです。黒木慎吾さんが「多くの挫折を乗り越えるためにも、何を作りたいのかを明確にしておくことが大事」と話していました。夢を持つ若者が少ないと言われる時代で、彼らのように自分の明確な夢に向かって突き進んでいる人たちがいます。農業で夢を実現するためには、家族の支えはもちろんですが、地域の人の支えも必要です。彼らは、地域の中に飛び込み、たくさんの絆を作っています。彼らの夢に対する熱い情熱に地域の人が応えています。新規就農者は、地域の人との関わりなしでやっていくことはできません。農地の畦焼きや草刈り、豊作を願う伝統行事など、地域全体で行うことが多数あります。新規就農者は、地域にどう溶け込むのか、地域はその人をどう受け入れるのか、この両者の調和が、新しい地域の活力、新しい息吹を生むのではないでしょうか。今回は、新天地で挑戦する若い家族を紹介しました。この他にも、どこかの地域で新しい息吹が生まれているかもしれません。今後も、このような新しい息吹を紹介し応援していきたいと考えています。特集杜の息吹終わり日南市産業経済部の田原義人部長に聞きました。やる気、根気、研究熱心が成功の秘訣「日南で農業に取り組みたい」「市の支援措置は」といった就農相談が、この頃よくあります。その際に、農は自然を相手にしていること。それに〝業（なりわい）?がつくと、単に作物を育てれば良いということにはなりません。その作物をお客様に満足していただける商品として提供しなければなりません。さらに、再生産に見合う価格で販売をしないと農業は成り立ちません。そのためには、まずは「やる気」「根気」が必要であり、なによりも「研究熱心」であることが成功の秘訣です、といった話をよくします。紙面に紹介されている皆さんは、「やる気、根気、研究熱心」に加えて、夫婦仲がきわめて良好で、いつも楽しく農業に取り組んでいます。この夫婦仲が良いのも成功の秘訣かもしれません。多くの意欲のある農業者が必要現在、市では７つの施策を掲げて農業の振興に取り組んでいます。その中でも、農畜産物の生産振興とそのブランド化を図ることと、地域農業の担い手を育成することは、欠かすことのできない重要な施策です。農業の振興を図るためには、多くの意欲のある農業者が必要であること、また、集落営農組織や農業生産法人を育成し、効率的かつ力強い農業生産性の構築を図ることが必要不可欠であり、急務となっています。「やる気、根気、研究熱心」な方で、農業をやりたいと考えてる方、ぜひ、ご一報ください。お待ちしています。日南市産業経済部田原義人部長