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概要

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62014 (平成26年)3月号当院では毎年1300~1500人の方が胃内視鏡検査を受けています(ちなみに大腸内視鏡検査を受ける方は300~400人)。胃内視鏡検査でよく見かける疾患として、逆流性食道炎や萎縮性胃炎があります。今回は、これらの病気についてお話しします。1逆流性食道炎食道と胃の継ぎ目がゆるくなって、胃液や十二指腸液が胃から食道に逆流することで、食道にびらん(ただれ)や炎症を引き起こす病気です。食道癌になりやすいバレット食道が観察されることもあります。胸焼け、げっぷ、嘔気、胸部不快感、腹部膨満感などの消化器症状だけではなく、咳や咽頭部不快感の症状を引き起こすこともあります。ほとんどは内服治療で症状が改善します。2萎縮性胃炎胃粘膜が長期の炎症で萎縮した(薄くなった)胃炎です。ほとんどはピロリ菌が原因です。なお、萎縮性胃炎の人は癌になりやすいので、ピロリ菌の治療をお勧めします。治療は薬を1週間服用するだけです。治療が成功すれば、発癌の危険性は約3分の1に低下しますが、ゼロにはなりませんので、毎年の胃内視鏡検査が望ましいでしょう。外科では月曜日から金曜日の午前中に胃内視鏡検査を行っています。他にも大腸内視鏡検査、CT検査、腹部エコー検査、甲状腺エコー検査、乳癌検査などがありますので、「体調がすぐれないので検査してみよう」と考えられた時には、気軽に外科外来を受診されてください。幸せな思い出は食卓からこんにちは。地域おこし協力隊の小池です。高千穂はまだまだ寒いですが、お店に新玉ねぎなどが並んでいるのを見ると、春の訪れを感じるこの頃です。基本的に食べ物から季節を愛でる性分です。さて食べ物といえば、先日、町民の皆さまにご協力いただいた「町民アンケート」の中に「思い出のある食べ物は何ですか?」という質問がありました。その中から今回は、皆さんが選んだ高千穂のソウルフードベスト3をご紹介します。第3位は「だご汁」です。単に〝だご汁〟または〝つんきりだご汁〟と書いてある方もいて面白かったです。「作って2日目のトロトロになったものが美味しい」という意見には、だご汁の奥深さを感じました。第2位は「うどん」です。これは〝神楽うどん〟として書かれている方が多く、「鶏とごぼうの入ったうどんは神楽の時には欠かせない」など、祭りの必需品として愛されていることが伺えました。そして、栄えある第1位は「煮しめ」です。「年末年始、祭り、慶事、法事、どんな時もふるまわれる」といった意見が多く、人が集まるところに煮しめありという、高千穂の食卓の風景が見えるようでした。どの料理にも共通していたのは、それが「母の味」「祖母の味」であり、「大勢が集まった時に食べたもの」であるということです。祭り行事の多い地域ならではだと思います。ちなみに私が一番気になったのは「アザミ飯」です。季節もまさに今ですし、ぜひ食べてみたい!(芙美)第7回外科秋月英治町立病院だより町立病院だより町立病院だより~医療の現場から~医療の現場から~医療の現場から胃内視鏡検査で日常よく見かける疾患について地域おこし協力隊員小池の地域おこし協力隊員小池の「そうなっちゃ!高千穂そうなっちゃ!高千穂」地域おこし協力隊員小池の地域おこし協力隊員小池の「そうなっちゃ!高千穂そうなっちゃ!高千穂」地域おこし協力隊員小池の「そうなっちゃ!高千穂」第8回▲お手製の煮しめ目指せ、ばあちゃんの味いしゅくぼうまんめ