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概要

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10102014 (平成26年)3月号平成23年3月11日午後2時46分、日本観測史上最大のマグニチュード9最大震度7の東日本大震災が発生しました。この災害は、死者・行方不明者が合わせて1万8千人を超える甚大な被害をもたらしました。大きな要因は津波被害ですが、地震後に発生した火災によっても多くの尊い命が失われました。主な出火原因としては、電気ストーブや配線などの電気関係、コンロなどのガス器具、石油ストーブなどがあげられています。被害を最小限に抑えるためにも火災の予防対策はとても重要となります。慌てずに行動!初期消火突然大きな揺れに襲われたときは、落ち着いて丈夫な机の下にもぐったり、大きな家具から離れたりして、身の安全を確保しましょう。揺れが収まる前に行動すると、倒れてくる家具や飛び散ったガラスの破片などでけがをする恐れがあります。また、ガスコンロやストーブの消火は、揺れが収まるのを待ちましょう。万が一、周りの物に火がついてしまっても、初期のうちは消火器などで十分に消火可能ですので、慌てないようにしましょう。また、大声で隣近所に助けを求めることも大切です。電気火災を防ぐ地震で停電し、復旧した際に電気器具が作動して出火する通電火災が報告されています。避難などで家を空けるときは、ブレーカーを切り、電気器具はコンセントから抜いておきましょう。また、ブレーカーを戻す際は、転倒したままの電気器具やガス漏れがないかなど安全を確認しましょう。ガス漏れを防ぐ最近、地震による大きな揺れを感知して自動的にガスの供給を遮断するマイコンメーターの設置が進んでいますが、念のため元栓を閉めてガス漏れを防ぎましょう。また、プロパンガスボンベをチェーンで固定するなど、転倒防止策を行い、普段からの備えを心がけましょう。石油ストーブの対処耐震自動消火装置付のストーブであっても過信は禁物です。必ず火が消えたことを確認しましょう。また、石油ストーブの周りに燃えやすい物を置かないようにしましょう。宮崎県防災救急航空隊と高千穂町の合同救出救助訓練が2月16日、総合公園でありました。訓練には、航空隊と町の職員約20人が参加し、山中の木材搬出現場で作業員1人が木材にはじかれて負傷したとの想定で行われました。高千穂町は、救急車を出動させるとともに、現場の状況や傷病者の状態から、防災ヘリによる救助が必要と判断し、ホットラインで出動を要請。現場に到着した救急隊は、直ちに傷病者の観察と必要な処置を実施しました。間もなく防災救急ヘリ「あおぞら」が上空に飛来。隊員が降下し、救急隊と連携して傷病者を航空担架に乗せ、吊り上げでヘリ機内に収容。続いて別の救急隊が待機する場所に着陸し、傷病者を引き継ぎました。訓練を通して、出動要請、無線交信、ヘリ誘導の要領のほか、現場での航空隊との連携を確認しました。また、この日は、高千穂町独自の交通事故救助訓練も実施。油圧救助器具などを使用して、車内に閉じ込められている人を救出する要領を確認しました。防災ヘリとの連携確認防災救急航空隊/高千穂町合同訓練防災ヘリとの連携確認防災救急航空隊/高千穂町合同訓練過去の教訓を生かす!地震発生時の火災予防対策▼航空隊から救急隊へ傷病者の引き継ぎ▲傷病者を救助する「あおぞら」