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概要

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10102013 (平成25年)6月号集中豪雨・ゲリラ豪雨とは梅雨から夏、初秋にかけての時期は、前線や気圧の影響で集中豪雨が起こりやすくなり、毎年全国各地で河川の氾濫や家屋への浸水、土砂災害等の被害をもたらしています。限られた地域内で短時間に大量の雨が降ることを「集中豪雨」と言います。また、気象学的に明確な定義はないようですが、集中豪雨の中でも、予測が困難で、極めて狭い限定された地域に短時間で驚異的な量の雨が降る局地的豪雨のことを「ゲリラ豪雨」と言います。台風などと異なり、発生予測が困難なことが、被害を大きくする要因であるとも言われています。集中豪雨の原因は?集中豪雨の原因のほとんどが前線の通過・接近によるものと、「大気の不安定」などによって発達した積乱雲によるものです。大気の不安定とは、地表面が日射で温まっているときに、上空に寒気が流れ込むことで上昇気流が発生し、積乱雲の発生・発達を促して豪雨となりやすい状態のことを言います。さらにこの時期は、大雨になる要素がいくつも重なって、1時間に100ミリ近い記録的大雨を長時間引き起こすともあります。日頃の備えが大切です!集中豪雨が起きた際、素早く対応するためには日頃の準備が重要です。自らの身を守るため、普段から次のようなことに心掛けましょう。◎住んでいる地域で過去に水害、土砂災害がなかったか確認しましょう。◎いざという時の避難場所、避難経路を確認しましょう。◎非常持出品の準備をしておきましょう。◎テレビやラジオにより最新の気象情報を確認し、防災無線でお知らせする情報にも気をつけましょう。避難の際は暗くなってからの避難は大変危険です。明るいうちの早めの避難を心がけましょう。辺りが暗い場合や移動手段がない場合には、地域の災害に強い家へ一時的に避難をするか、家の中では崖や危険な場所から一番離れた部屋に応急的に避難し、明るくなってから避難場所への移動を開始してください。なお、避難の際は、役場総務課?73―1200まで連絡するとともに、近隣の方にも声かけをしてください。万物を潤す雨は、この時期本当にありがたいものですが、降る量が過ぎると、崖崩れや土石流、河川の氾濫といった災害を引き起こす要因となってしまいます。今回は、集中豪雨やゲリラ豪雨についてお伝えします。土砂災害・全国統一防災訓練の日の6月2日、向山全地区(7公民館)で、住民が作る自主防災組織(以下、自主防)が中心となり、台風接近による大雨によって土砂災害発生の危険が高まったとの想定のもと、防災訓練が行われました。訓練では、大雨洪水警報の発令や土砂災害警戒情報の発表を受け、自主防の役員や消防団員が対応を協議。災害時要援護者の避難支援や各世帯への自主避難の呼びかけ、避難勧告発令による指定避難所への住民の避難などが実際に行われました。この内、向山北地区4公民館の住民が集まった旧向山北小学校では、町が自衛隊に災害派遣の要請をした際に派遣される、陸上自衛隊都城駐屯地の第43普通科連隊対戦車中隊も訓練に参加。体育館裏の急斜面を使って救助訓練が展示されたほか、体育館内では、災害救助活動時に使用する資機材や隊員の装備、毛布や服を使った応急担架などが展示されました。今回の訓練を通して、災害時の自主防の動き、及び情報伝達手段や自主避難を呼びかけるタイミング、自主防と消防団や町との連携などが確認され、参加者はあらためて自助・共助の大切さを認識することができました。▲押し寄せる土石流▲対応を協議する自主防災組織(丸小野公民館)▼自衛隊による救助訓練大切です!早めの避難と日頃の備え大切です!早めの避難と日頃の備え大切です!早めの避難と日頃の備え向山全地区で住民主体の防災訓練