ブックタイトルm20_201404240000_takachiho_k_h2504
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92013 (平成25年)4月号県内在住の外国人が高千穂町に集まり、ボランティア活動に取り組みました。参加したのは、国際交流員や外国語指導助手(ALT)として活動する11人。ボランティアをしたいと思っても参加する機会が少ないという仲間の声を聞き、本町のALTである吉村ヴィクトリアさんが活動の場を設け、日之影町のALTを務めるショーンさんが呼びかけました。11人は2班に分かれ、田原保育園と養護老人ホームときわ園で活動。保育園では、園児にゲームやダンスを教えたり、絵本を読み聞かせるなどして楽しみました。また、ときわ園でも、英語の歌を歌ったり、英語で自己紹介をするふれあいゲームをしたりして高齢者と交流を深めたほか、一人ひとりにハンドマッサージのケアも行いました。園児たちも高齢者の皆さんも、とても明るい外国人との交流で、楽しいひとときを過ごせたようでした。ヴィクトリアさんは「今後もこのような活動を続けたい。地区の行事や奉仕作業など、人手が必要なときには遠慮なく声をかけてください」と話していました。東日本大震災をきっかけに避難や移住をしてきた人たち(風の人)と、高千穂の人たち(土の人)との交流会が3月30日、「里山・匠の館」内にあるカフェARIGATOで開かれました。この交流会は、町内で特定非営利活動法人「ひめしゃら倶楽部」を運営する藤木哲朗さんが、震災後宮崎に避難・移住してきた母親たちで作る「うみがめのたまご」~3.11ネットワーク(以下、「うみがめのたまご」)に呼びかけて実現したもの。交流会には、避難・移住者、地元住民合わせて約30人が参加。まずは、ヨガストレッチやダンス、リズム遊びで体と心をほぐし、昼食を食べながら自己紹介。その後は、それぞれの体験や思いを語り、意見交換を行いました。現在県内には、約200世帯500人の人たちが避難・移住しているとみられ、その内8割近くが東北の被災3県(岩手・宮城・福島)以外からの避難・移住者。様々な理由でやむなく慣れ親しんだ土地を離れてきました。「うみがめのたまご」は、そうした人たちが思いを分かち合って交流できる場にしたいと立ち上げられました。震災から2年が経過した今では、単に交流の場としてだけでなく、避難・移住者や新たに移住を希望する人たちに、就職や住居に関する情報を提供するなど、避難・移住者と地域や行政とをつなげる活動もしています。現在は綾町に居住する「うみがめのたまご」代表の古田ひろみさん(44)は、自宅のある千葉市で被災。地震による大きな被害はなかったものの、原発事故による放射性物質が子どもに与える影響に強い不安を感じ、震災5日後の3月16日に小学校入学を目前にした息子さんを連れて千葉を出ます。関西方面の友人宅やホテルを転々とし、南九州の気候や風土への憧れもあって宮崎に入りました。古田さんは「綾町内の小学校に通っている息子は、持病の喘息も改善し、外で元気に遊び回っている。宮崎は子どもを育てるのにとてもよい環境だと思う。将来的にうみがめのたまごは、困ったり悩んだりする人がいなくなり、発展的解消をするのが目標」と話していました。▼クリームを使ったハンドマッサージ▲園児と一緒に「マカレナ」を踊りました人と人とのふれあい大切に人と人とのふれあい大切に県内在住の外国人がボランティア活動県内在住の外国人がボランティア活動人と人とのふれあい大切に県内在住の外国人がボランティア活動「風」と「土」の交流会の交流会震災避難者・移住者が高千穂で交流震災避難者・移住者が高千穂で交流「風」と「土」の交流会震災避難者・移住者が高千穂で交流▲リズム遊びなどで交流を深めた参加者うみがめのたまご代表古田ひろみさんひめしゃら倶楽部代表藤木哲朗さん