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概要

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32013 (平成25年)4月号高千穂町に、JA共済連宮崎から高規格救急自動車が贈られ、3月29日に役場で贈呈式がありました。この事業は、JA共済の地域貢献活動「ちいきのきずな」の一環として、救急医療体制の確保を目的に行われているもので、今回県内では、高千穂町を含め消防本部など7団体に救急自動車が贈られました。式では、JA高千穂地区の工藤富男組合長(JA共済連宮崎運営委員会会長)が内倉町長にレプリカキーを手渡し「地域の安全・安心のため、ぜひ有効に活用してください」とあいさつ。内倉町長は「消防常備化に向けた準備が進む中、このような立派な救急車を寄贈いただき大変ありがたい。町民の生命・身体を守るため、しっかり活用します」とお礼のことばを述べました。充実した装備寄贈された高規格救急車には主なものとして、傷病者の血圧や脈拍、心電図などを測定する監視モニター、人工呼吸器、モニター付きAED(自動体外式除細動器)、吸引器が装備され、救急資器材などの収納スペースも充実しています。また、室内は天井が高く、左右可動式の防振架台も装備されたことで、救急隊や医師が活動するための十分なスペースが確保できるようになっています。最新の装備を施した高規格救急車が導入されたことで、救急活動及びドクターヘリ要請時の医師との連携の円滑化が図られ、救急業務の高度化が期待されます。高千穂町の年間救急出場件数は、一昨年初めて500件を超え、昨年は501件。ドクターヘリ要請も13件を数え、救急業務の重要性は年々高まっています。地域協力活動に従事する「地域おこし協力隊」の隊員として、北九州市出身の小池芙美さん(27)が着任し、4月8日に内倉町長から委嘱状が交付されました。「地域おこし協力隊」は、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域力の維持・強化を図るため、担い手となる人材の確保を目的に総務省が推進している事業。地方自治体は、都市に生活する住民を受け入れ、地域おこし協力隊員として委嘱します。委嘱を受けた協力隊員は、地域で生活し、農林業の応援、水源保全・監視活動、住民の生活支援、地域行事の応援など各種地域協力活動に従事します。山間地域の風景と文化が好きだという小池さんは、九州大学農学部、同大学院生物資源環境科学府で主に林業の研究に取り組んでいました。フィールドワークでは、何度も宮崎県北部地域を訪れ、時には林業の仕事を手伝いながら、木材流通や林業経営について研究。山間地域の人々とふれあう中で、もともとあった地域おこしへの興味を更に深めていきました。大学卒業後は、コミュニケーション能力を高めたいと広告会社に勤務しますが、大学の恩師から高千穂町が地域おこし協力隊を募集していることを聞き、一念発起して3年間勤めた会社を辞め、地域おこし協力隊に応募。念願叶って高千穂に移住してきました。小池さんは「皆さんの活動をお手伝いさせていただきながら、高千穂町の発展に尽力したいと思います」と決意を述べていました。今後様々な形で地域協力活動を行っていく、地域おこし協力隊員・小池芙美さんをよろしくお願いします。▼監視モニターとAED▼充実した装備の傷病者室▲高規格救急車「トヨタハイメディック」▲レプリカキーの引き渡し救急業務の高度化に期待高規格救急車を寄贈▼JA共済連宮崎「高千穂のみなさんよろしくお願いします」小池芙美さん(27)「高千穂のために頑張ります!」「高千穂のために頑張ります!」地域おこし協力隊員着任ふみ