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概要

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新年のあいさつ町長佐藤貢町民の皆様、新年あけましておめでとうございます。輝かしい希望に満ちた新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。また、平素より町政の運営に対しまして、温かいご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。さて昨年を顧みますと、伊豆大島など全国各地で豪雨や台風、竜巻等により甚大な被害が発生しました。本町におきましては、記録的な猛暑ではありましたが、台風による直接的な災害も無く、比較的穏やかな年でありました。しかしながら、景気は都市部では一部明るさも見えておりますが、中山間地域に位置する本町にとっては、依然厳しい一年でもありました.そうした中、危機管理能力に富んだ安全安心な町づくりのための西臼杵三町消防常備化まで、あと一年余りとなり、人材の確保や基盤整備等の準備が進められているところです。農林業に目を移しますと、木質バイオマス発電所の整備に伴う適正な価格による木材供給体制の確立を図るため、県北木質バイオマス供給協議会が設立され、環境面で優れている木質バイオマスに改めて注目が集まっているところです。農産物では、野菜・米等平年並からそれ以上の出来であったり、子牛価格が高値で推移するなど喜ばしいことでしたが、原発の風評被害等による乾椎茸価格の暴落やユズ等については豊作がゆえの価格の低迷等、生産農家にとっては、なお厳しいものがあります。本町の森林セラピー事業を核とした癒しのふるさとづくりは、「自然の恵みがこころを癒すまち」をキャッチフレーズにさまざまな工夫を凝らしたメニューが人気を呼び、日之影町を訪れる入り込み客の数も増えております。また、緑のふるさと協力隊受け入れ事業も20周年を迎えるなど、世代間・地域間交流もさらに深まっているところです。福祉面では、地域包括Ⅰ又援センターが保健センター内に移転をし、町が直営で業務を行うこととなり、高齢者福祉・介護保険に関する悩み.相談等が気軽にできる体制が整いました。社会資本の整備では、県道向山日之影線の古園と上小原間に架かる「小園大橋」が竣工し、日常生活の利便性の向上はもちろん、産業・経済・文化の面においても大きな期待が寄せられています。また、九州中央自動車道の一部となる高間千穂日之影道路も着工し、まだまだ中央に対してアピールしていかなければならない部分も多数ありますが、私たちが永年夢見てきた自動車専用道路の青写真が色濃くなってきた感がいたします。新しい年を迎え、社会情勢が大きく変化する中で、本町は人ロ減少や少子・高齢化の進行、自然災害への対策等の安全な町民生活の確保、基幹産業である農林業の振興はもとより、商工業の活性化、雇用の創出、新エネルギー導入の推進、癒しのふるさとづくり、やさしい福祉のまちづくり、未来をひらく教育の推進と人も地域も元気なまちづくり、道路交通網の整備促進、交通.情報ネットワークの利便性の向上、住宅・水道事業等の生活環境整備、水源の里の振興等の諸課題を抱えており、財政事情が極めて厳しい中にあっても、これらの政策課題には的確に対応し、町民総力戦で新しい日之影の創造を図っていく必要があります。町民の皆様とともに手を携え、豊かな自然と人の営みが奏でる活力あるふるさとづくりに取り組み、子どもから高齢者まですべての世代が「日之影町民として誇り」を持てるまちづくりを全身全霊で目指して参りますので、皆様のご理解とこ協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。結びに、今年が皆様にとって健康で明るく希望に満ちた年でありますようお祈り申し上げまして、新年のご挨拶といたします。