ブックタイトルm19_20120719151432_hinokage_k_h2404

概要

m19_20120719151432_hinokage_k_h2404

は、木材、食糧の安定供給と国土自然環境の保全、景観の維持など国民生活や国民経済に大きな役割を果たしており、そのような中、本町の基幹産業であります農林業を振興していくためには、今後とも魅力とやりがいのある職業となるよう、農林家の所得向上と中核となる農林家並びに農林業後継者の育成を基本においた施策を進めて行きます。本町のように、中山間地域の急峻な地形など条件的に不利な限られた農地を最大限に活かした生産性の高い農業の振興、低コストで省力化された農業を目指し、安全・安心な農産物、多少割高でも高品質なものというブランドを確立する施策を中心に置き、夏季冷涼な気候条件に合う高品質作物の生産を推進するとともに、立地条件を活かした水稲、畜産、果樹、葉たばこなどを基幹作物とした複合経営を推進します。担い手不足による農地の管理、保全継承が困難な集落において、営農組合等による農作業受託のために必要な共同機械の導入、共同利用倉庫整備等は、国が示す中山間地域での採択基準は10km?20埴規模で、本町は補助基準に合わないため、新たに町単独事業で支援を行います。果樹については、今までの果樹剪定活動、残幹処理活動に加えて、新たに防除活動を行い、「第3期中山間地域等直接支払制度」を、有効に活用し集落営農を推進する中で、新たにダリア等園芸品目の生産に取り組む新規就農者、農業後継者の育成に繋がる基盤整備のための支援を進めます。また、JA高千穂とタイアップし高千穂地区の野菜、花卉等の農産物を農産物販売促進・定着事業により、都市部にPRし西日杵地区の銘柄確立に努めます.肉用牛の振興については、畜産農家の安定的自給飼料の確保、堆肥舎等の条件整備や、従来からの繁殖素牛導入事業に努めるとともに、一昨年発生した口蹄疫後、「毎月20日を一斉消毒の日」として啓発普及等を図ります。また、新年度は5年に一度の全国和牛能力共進会の開催年にあたり、共進会出場に向け対策を行い繁殖農家の安定経営と、「高千穂牛銘柄確立」「繁殖産地確立」のための支援を行います。農業生産基盤整備については農地のほとんどが急峻な斜面に張り付いて形成されており、農業従事者の高齢化、担い手減少等により、農地の荒廃化等、維持管理が困難な状況になっているため、各種制度事業により畦畔整備、用水路、農道等の整備を行い、農業基盤の環境整備に努めるとともに、県営ため池等(土砂災害防止)整備事業を行い、新たに県営中山間総合整備事業七折地区を予定しており、また、団体営ため池等(土砂災害防止)で中村地区並びに上顔地区の整備事業を行います。林業関係では、森林整備事業等により集団的、計画的な森林の整備を進め、持続可能な森林の造成を図ります。国土や生活環境の保全を図るために、造林事業から、10年生までの下刈森林整備事業、除間伐事業においては国が示す「森林、林業再生プラン事業」面積5ha、1ｈａ当たり材積10m2以上の要件には、該当する団地は少なく新たに町単独事業で「奥地流域総合間伐事業」等による除間伐事業の支援を行い、樹種によっては、複層林地業等の森林の適正な整備・保全・林業の持続的な推進を図ることが必要なため、森林所有者等に対して、地形的制約による生産コストの低減が図りにくい地域においては、基盤である林道・町独自の作業道の整備を進め、今年度全線開通した林道黒原煤市線の舗装を県営事業で行うよう要望しており、国・県と連携を図りながら、林地等を保全するため効果のある治山施設の整備を進めます。また、本町の貴重な短期換金作物の特用林産物である椎茸については、「椎茸生産振興対策事業」による、種駒、椎茸原木購入の助成、高品質な椎茸生産を図るため、人工ほた場、散水施設、運搬車、乾燥機など、施設化等の集約的環境の整備を進めます.有害鳥獣対策については、近年特に農林産物に多大な被害を与えている、猪、鹿等については、電気牧柵機、金網柵、有害駆除班に対する活動補助、鳥獣捕獲員の配置、有害獣捕獲奨励金等の従来の事業と合わせ今年度、新たに猿用囲いわなの設置を行い猿の捕獲に務めるとともに、関係機関・猟友会、地域住