ブックタイトルm17_201404010000_misato_k_h2604
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住みよい心豊かな町づくり平成26年度美郷町施政方針平成26年3月7日に召集された第1回美郷町議会定例会において、平成26年度の各会計予算が上程され、尾畑英幸町長から施政方針か示されました。2月2日に行われました町長・町議選挙で、町民みなさまのご支持をいただき3代目の町長として選出されました。これまでの私の訴えがきちんとご理解いただいたものと思いますが、兜の緒を締めなおし、初心を忘れることなく、「目線は住民・住民が主役」を肝にしっかり据えて、町民の福祉の向上に邁進してまいる所存でございます。皆様方より叱咤はもちろんのこと、ご教示、ご指導を賜りたいと衷心よりお願い申し上げます。新年度の骨格予算及び関連議案のご審査をお願いするに当たり、私の政治信条であります「誠実・堅実・迅速そして情熱」をベースに、住みよい心豊かな町を目指し、1農林業と商工業を連携させ「伸びゆく」町づくり2高齢者・障がい者に「やさしい」町づくり3生涯教育を充実し育む「学びゆく」町づくりの三つの「町づくり」を基木理念として、私の所信の一端を述べさせていただき、議員各位を始め、町民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。世界経済は、2008年(平成20年)秋のリーマンーショックがギリシヤに飛び火し、欧州危機へ発展したところですが、金融・財政危機を収束した先進国の景気が持ち直したため、前途に明るさが見えてきたところです。ただ、米欧の政策運営には。まだ不透明感が残り、中国など新興国経済の減速にも注意が必要と考えるところです。「負の辿鎖」をようやく抜け出しつつあるのは、危機の震源地だった米国の景気が底堅く推移始めたのが主因であり、景気後退が続いた欧州経済もプラス成長に転じようとしていますが、より力強い成長を実現し、本格的な景気回復軌道に乗れるかどうか、分水嶺の1年となろうとマスコミでは報じているところです。国内を見ると、第2次安倍内閣が発足して1年が経過しました。昨年夏の参院選で衆参両院のねじれを解消し、自民党が突出する、いわゆる「1強多弱」休制となりつつあります。国の26年度一般会計予算は、95.9兆円(昨年度当初予算比3、5%増)と過去最大に膨らみ、首相は、25年度の補正予算5.5兆円と一体の15か月予算と位置づけ、「景気回復を全国津々浦々に届けて力強い成長につなげたい」と発信しています。しかしながら、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉は未だ予断を許すことのできない状況に加え、減反政策の見直し、消費税が5%から8%へ増税、そして国と地方の長期債務残高が26年度末で1、000兆円を突破してしまうことなど、われわれを取り巻く状況は決して楽観できる現状ではないことも確かです。アベノミクスは、3本の矢のうち、大胆な金融緩和と機動的な財政出動の2本の矢によって、景気を持ち直し、株高一円安も実現するなど、一定の成果を上げてきています。続く成長戦略という3本目の矢が、民間主導の持続可能な経済成長を実現するという的を射て、わが町にもしっかりその波及効果が生まれてこなければならないと思うところです。さて、県民悲願でありました、東九州白動車道と、町民が待望していました「美郷トンネル」がいよいよ開通間近となりました。東九州白動車では、日向一都農開(20Km)が26年3月に開通予定となり、宮崎1延岡間が高速道路で結ばれることになります。また、26年度末までには、宮崎ー北九州間(321.3Km)が開通見通しとなり、ようやく本県も高速道時代の到来で、物流、経済、観光面の活性化が期待されるところです。更には、本町の南郷と西郷間の美郷トンネルが昨年末までに貫通いたしました。現在、トンネル内の舗装や電気工事を実施中ですが、遅くとも今年12月頃までには旧道と連結させ、一部供用開始となる運びとなります。小原峠超えは狭隘な交通状況ですが、開通後は、精神的にも、時間的にも大きな軽減となることと思います。これも偏に町民皆様や議員各位のご支援の賜物であり、厚く御礼申し上げる次第であります。残りの水清谷工区、日平工区の取り付け部分の道路改良を県に強く働きかけ、早期全線開通に力を注ぎたいと考えています。