ブックタイトルm15_201304050001_shiiba_k_h2504
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Public Relations of SHIIBA 22013(H25)4月号日本の経済は、長年続くデフレと歴史的な円高で危機的状況に陥っています。昨年の衆議院議員総選挙で誕生した安倍政権は、この状況を脱却するための緊急経済対策を進め、現在円安により一定の経済回復は見られたものの未だ不安定な状況です。平成25年度の一般会計総額は、7年ぶりの減額予算となる92兆6,115億円程度とし、新規国債発行額を平成24年度予算より約1兆3,930億円少ない、42兆8,510億円に抑えるなど、財政規律に配慮した予算となる見込みです。本年1月に総務省から示された、平成25年度地方財政対策は、地方が安定的に財政運営を行うことができるように、一般財源総額を平成24年度と同水準で確保するとされました。しかしながら、生活保護費をはじめとする社会保障関係費の大幅な自然増がつづいていることは、地方の財政にとって共通の課題となっています。この傾向は平成25年度以降も続くと見込まれており、地方財政を圧迫しています。また、公共施設やインフラの老朽化が全国的に進んでおり、その整備費用も今後の大きな課題となっています。さらには、借入金残高は地方交付税の代替えである臨時財政対策債の発行で年々増え続けており、地方財政を取り巻く環境は厳しさを増していると言えます。地方財政は国の政策の影響を強く受けることから、今後の国の状況を注意深く見守り、的確に対応していきます。前段であげたとおり、先行き不透明な時代の中、地方自治体としてもこれまで以上に行財政基盤の強化を図り、自主的・主体的な地域づくりを進めていかなければなりません。そのためには、安定的な自主財源の確保が不可欠なことから、村内産業の活性化を図り、自主財源の比率を高めるとともに、行財政改革を一層推進し、行政として事業の妥当性、効率および村民の満足度など、総合的な観点から精査してまいります。また、本村が真に担うべき事業を選択し、限られた財源を集中していく堅実な村政の経営を進めてまいりたいと考えています。椎葉村の平成25年度当初予算編成は、「かて~り」の精神を引き継ぎながら「第5次椎葉村長期総合計画」の2年度となります。将来像は、「夢・生きがい・幸せかて~りの里・椎葉」とし、私の4期目として掲げています「持続可能なふるさとの再生」をより一層推進していきます。その柱として5つの基本目標を掲げました。一、快適に住める村づくり二、いきいきと働ける村づくり三、生涯みんなで学びあえる村づくり四、健やかで笑顔あふれる村づくり五、未来に共に歩める村づくり以上の5本の柱からなる「むらづくりの基本姿勢」で将来的な課題への対策を総合的に推進することとしました。その結果、一般会計の予算規模は50億7,700万円となり、平成24年度と比較しますと、8億4千万円、19.8ハ?ーセントの増額となりました。地方自治体は、自主自立の精神のもと個性と活力に満ちた豊かな地域社会の創造が強く求められています。限られた財源の中で、国の動向、経済の動向を見きわめながら、最小の経費で最大の効果をあげられるよう全力を注ぎ、住みよい活力あるむらづくりに取り組んでまいります。どうか、村民の皆さまの変わらぬご理解とご協力をお願い申し上げます。平成25年度当初予算3月定例議会で、本年度の予算が確定しました。本年度予算は、第5次長期総合計画の将来像「夢・生きがい・幸せかて~りの里・椎葉」ならびに「持続可能なふるさとの再生」を心がけ予算編成を行いました。その予算と概要をご紹介します。▲定例議会(3月12日)での施政方針演説国の予算は?地方財政は?椎葉村の当初予算編成は?最小の経費で最大の効果を