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概要

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Public Relations of SHIIBA 102013(H25)4月号▲吹雪の中たくさんのお客さまにご来店いただきました▲復興へ願いを込めて舞った「かんしん」物産販売の益金の一部も寄付成功へとつながった協力の輪キャンペーンの一環として6日間行った物産販売では、椎葉村物産センター平家本陣、豆腐の盛田屋、椎葉山の語り部の3社が出店しました。期間中は実にたくさんのお客さまにご来店いただき、売り買いだけでなくさまざまな話しを聞くことができました。ほとんどの人が震災で悲痛な経験をされているのに明るく笑い、声をかけてくださる人が多いことに胸を打たれ、早期復興への願いがますます強まりました。この期間中の売り上げの中から3社あわせて約12万円を後日、宮城県に寄付しました。今回のキャンペーンは、藤崎百貨店からの依頼や宮崎県からの支援など条件が整ったことで実現したものですが、何よりもこの事業に参加していただいた向山日添神楽保存会、尾向地区旅館民宿組合の皆さん、観光レディのお二人、物産販売事業者の皆さんの協力があってこその成功でした。短い期間でささやかな応援であったかもしれませんが、仙台市の人たちの多くの笑顔に出会えたこと、また来てほしいというたくさんの声、事業に取り組んだ意義を肌で感じることができました。この紙面を借りて関係の皆さまへ改めまして深く感謝申し上げます。○参加者の声尾向地区旅館民宿組合民宿おまえ尾前フナ子さん猪鍋を初めて食べる人が多くて、とても喜んでくれました。「寒い中大変ですね。」と声をかけてくれた年配の女性、また、猪汁を食べ終え「今から仕事に行ってきます。」と行かれた男性は、津波で家族が犠牲になられたと地元スタッフから聞き胸が痛みました。神楽を見る人たちもたくさんいて、中には涙を浮かべながら見入っている人たちもいました。私はその涙を見て胸がいっぱいになりました。そして、大きな明かりが灯ってくれることを願いつつ、現実を明るい未来へと一歩づつ歩んでいかれることをお祈りしました。被災地は復興がすすみ工事を始めている所もあれば、まだまだ手つかずの所もありました。震災による広大な被害を目の当たりにし、かつてここにも楽しい生活の場があったことを想い、ただ手を合わせ1日も早い復興を願うばかりでした。今回、復興支援という形で参加でき本当に嬉しかったです。同じ所ばかりにいて気づかないことの多い毎日、新たな思いで世の中を見回すことができました。支援という形でしたが、私自身が大きな力と元気をもらったように思います。▲アーケード内は猪汁を食べる人でいっぱいになりました▲用意した千食の猪汁はあっという間になくなりました