ブックタイトルm14_201301120151_morotuka_k_h2501
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しいたけ近況新年明けましておめでとうございます。12月に入り、一段と寒さも厳しくなり、椎茸の成長にも影響が出ていると思われます。椎茸の成長のためには乾燥と寒さは大敵です。袋かけやビニール被覆等の対策を心掛けましょう。以下、種苗メーカーからの注意事項です。☆森産業から低温性品種(121・春太・908等)の古ホダの発生操作を行ってください。散水施設のある方は、日中4?5時間の散水を5日間程度行ってください。散水施設の無い方は、ホダ倒しを実施し、次回降雨を待ち、芽切りを確認した後にホダ木を立ててください。但し、水抜けの悪い重たい原木は、倒伏を行うと芯水が抜けきれないため、かえって発生が悪くなるので注意が必要です。中低温菌については、ホダ木を凍結させない様、日中の暖かい時間帯に散水を行ってください。凍結させないため、夜間まで表面が濡れた状態が続かないように注意してください。1月は低温、乾燥が強い時期ですので、防風垣・ビニール被覆等を行って保温・保湿を図り、良品生産に努めましょう。玉切り・植苗の時期に入ります。怪我等ないよう十分に注意して作業を行って下さい。☆日本きのこセンターから●原木の玉切り時期10月下旬から1月に掛けて適期に伐採した原木は、玉切り時期を迎えています。若木(10?15年生)は伐採後30?40日、老齢木(15年生以上)で50?60日が目安となる。但し、その年の天候や個々の伐採地により玉切り時期は多少異なります。次に挙げるように、原木元口のひび割れ状態も目安にし、適期の玉切りを心掛けましょう。○若木の場合木口中心部からのヒビ割れが三分の二くらいまで入る時期○老木の場合樹皮に近い部分まで細かいヒビが入る時期この他に、人差し指大の枝を曲げると折れにくくなった時も目安となります。この場合、折れてしまうのは生木か、枯れすぎですので、木口のヒビと併せて確認しましょう。●ホダ場の条件寒の発生の条件は露地や人工ホダ場において、椎茸の成長温度が確保できることが最も重要です。成長温度とは日中の気温が13℃?18℃前後の温度です。その環境で散水を行なうと、真冬でも椎茸は成長が可能となります。●真冬の椎茸の成長作業寒い時期の芽切りは、放置すれば枯死や変形する恐れがありますが、手を掛ければ立派な厚肉品を収穫できる時期でもあります。防風垣設置、ビニール被覆、袋掛け等で保温・保湿を図り、この時期に良品をより多く生産しましょう。○防風垣防風垣は、ホダ場を囲むように設置します。広いホダ場では二重、三重に設置することで、乾燥防止等の効果も併せて高めることができます。○ビニール被覆ビニール被覆は風が入り込んでは内部の気温が下がり、被覆の効果がありません。また、ビニールが飛ばされて破けたりしないよう裾をしっかり止めるよう注意しましょう。○袋掛け袋掛けは、芽が五百円玉大で日和子状態の時に掛けます。また、採取前には袋を外して一日程度乾かすと良品が採取できますので、是非実施しましょう。これからは、原木主切り・収穫等の作業が目白押しになります。作業中の事故にも注意が必要ですが、空気も乾燥してきますので、乾燥機を使用する際は点検をこまめに行い、調子が悪い場合は使用を控える等、火災の予防も心掛けましょう。