ブックタイトルm14_201301120151_morotuka_k_h2501
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た。総選挙が三年ぶりに行われ、新しい総理大臣が誕生しました。良い方に変化が起きるのではないかと期待されています。そのような中で、諸塚村の教育におきましては、社会教育、学校教育、家庭教育で皆様のご理解とご協力で充実した教育活動を推進することが出来ました。村民の皆様に感謝を申し上げます。ご承知の通り、本村の教育は「支え合う、協力し合う、助け合う」というふれあい教育の精神を理念として推進されておりますが、その理念を基に諸塚ならではの教育が求められています。その教育につきまして、これまでの教育を一段と充実させるために、次のように三点で整理しましたので、村民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。まず、第一点は一人一人の子どもに行き届いた豊かな教育」であります。本村の学校はみな小規模ですので、子ども達がよく見える環境にありますから、一人一人の子どもに併せた教育を行う事が出来ます。これが特徴であり大きな利点でありますが、不利なところも出て来ています。その不利なところを創意工夫で補い、利点を助長させ、子どもの可能性を引き出し、力をつけていくことが学校や地域に活力を与えることになるのです。次に、第二点は「あいさつを通して人づくりの原動力となる教育」であります。子どもは誰でも家庭、地域、学校でそれぞれ学びながら、助長して行きます。この三つの教育はそれぞれ切り離されているのでなく、繋がり合い、重ね合いながら営まれています。その営みで共通しているものにあいさつがあります。これを運動として進めることで家庭教育、社会教育、学校教育が具体的な形で結ばれていることになります。つまり、ふれあい教育の精神が担う人づくりの原動力となれるもので、村民の一体感を育むことが出来ます。最後に第三点は「豊かな森を大切にする林業立村を誇りとする教育」であります。諸塚村は、これまでに厳しい自然環境の中で、山を愛し、緑の森林を守って生活を営み、自治公民館活動を核とした自立する村を目指してきました。それだけに先人達の教えを忘れることなく地縁、血縁などで結ばれた地域(林業立村)を再評価する村づくりが進められています。そのためには森に優しい人を育てる人材育成の教育が必要です。そのことが地域を支え、村を支え、国土を支え、緑の環境を守るという誇りに結びつきます。これらはふれあい教育の精神が基盤となり、これを生かし、子ども達を始めとする諸塚村の全ての人々の心の豊かさに繋がるものにしていかなければなりません。どうか今年も村民の皆様の温かいご理解とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。謹賀新年諸塚村自治公民館連絡協議会会長尾形浩一村民の皆様、輝かしい新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。諸塚村にとっても良い一年でありますように衷心からお祈り申し上げる次第です。昨年末に安倍政権が発足しましたが、今の日本を建て直すのはなかなか大変な事と思われます。しかし、こんな時だからこそ政治の力を発揮して欲しいものだと願わずにはいられません。そして、中山間地域にも光の当たる政策を切望して止みません。諸塚にはすばらしい公民館組織と村民がおります。全員で力を合わせて現状に流される事なく前向きに頑張っていきましょう。皆様のご健勝をお祈り申し上げ新年のご挨拶といたします。