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概要

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▲人がまちをつくるHumanHuman人がまちをつくる韓国・ピョンチャン(平昌)で1月29日開幕する「2013スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会」に、河野龍りゅうじ二さん(富高・27歳)が出場する。スペシャルオリンピックスは知的障がいがある人たちに、さまざまなスポーツ競技の場を提供し、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織。世界大会はオリンピックと同じく4年ごとに開かれている。今回は113の国や地域からおよそ3千3百人の選手、コーチが参加する予定。日本からはアルペンスキーやスノーボードなどの全7競技に85人のアスリートが出場する。河野さんが出場するのは「スノーシューイング」という種目で、かんじきに似た歩行具を靴に装着して雪上を走破する競技。昨年2月に福島県であった日本大会で好成績を収め、日本選手団の1人に選ばれた。世界大会では100メートル走、200メートル走、400メートルリレーに出場する。スノーシューイングを始めて8年。降雪のない日向の地では雪上練習は難しく、代わりに伊勢ケ浜の砂浜で週1回、ほかのアスリートたちとともに2時間程度走り込む練習を重ねてきた。さらに昨年から世界大会に向けた代表合宿にも参加、コンディションを整え本番に臨む。出発前1月11日、河野さんは市長を表敬。「金を取ってきます」と迷いなく決意を述べた。海の向こうの白銀の舞台。寒風に向かい力強く一歩を踏み出す河野さん。初めての海外で自分との戦い。この貴重な体験で一歩前進、自らの成長・自立につながる―。これまで一緒に走ってきたコーチやたくさんの仲間、そして家族。さまざまな思いが、背中を押すだろう。スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会金きんをとる。河野龍二さん、世界大会へ?。表彰台でガッツポーズをする河野さん。2012年2月、第5回スペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム・福島で。2013.02