ブックタイトルm13_20120608074321_hyuga_k_201205
- ページ
- 3/20
このページは m13_20120608074321_hyuga_k_201205 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは m13_20120608074321_hyuga_k_201205 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
m13_20120608074321_hyuga_k_201205
―これまでの1期目、2期目の8年間を振り返っての感想を聞かせてください。去る3月25日に執行されました日向市長選挙におきまして、市民の皆さんのあたたかいご理解とご支援により、第17代日向市長として、引き続き3期目の市政を担当させていただくことになりました。大変光栄に思うとともに、その重責にあらためて身の引き締まる思いです。私は市長就任以来、樹木に例えると、1期目の4年間を「日向市の土壌づくりと種まき」の段階、そして、2期目を「種が芽を出し、幹が育つ」段階として、マニフェストの着実な実行を図りながら、市の発展と活力のあるまちづくりの推進に努めてきました。2期目の4年間についても、「元気で活力のある日向の再生」のさらなる飛躍のため、55項目のマニフェストの達成のため、誠心誠意取り組んだところです。特に、官民一体となった要望活動が実り、本市が誇る「細島港」が国の重点港湾に選定され、国際物流ターミナルとしての整備がはじめられたことや、東九州自動車道「門川IC~日向IC間」が供用を開始し、さらに平成25年度には「日向IC~都農IC間」が供用開始の見込みとなるなど、高速道路の全線開通もいよいよ現実的になってきています。いずれも市民の皆さんの長年の悲願であった事業が、着実に進展しています。企業誘致についても、旭化成イーマテリアルズ株式会社のハイポア工場をはじめ、センコー株式会社の日向PDセンター(物流倉庫)、東ソー日向株式会社のリチウムイオン電池部材など、4年間で13社の誘致を進め、258億円を超える設備投資と141人の新たな雇用の創出が図られました。また、暮らしの分野では、「日向市初期救急診療所」、「日向市消防署東郷分遣所」、障がい者センター「あいとぴあ」の開設など、市民の皆さんが安全で安心な生活ができる環境づくりに努めてきました。―これからの4年間の抱負、重点的に取り組みたいことについて聞かせてください。これからの3期目は、「飛躍という名の花を咲かせる」段階として、平成24年度からスタートする「総合計画・後期基本計画」の重点プロジェクト「雇用の創出」、「防災力、福祉力の向上」、そして「人材育成」という3つの柱を基本に取り組んでいきたいと考えています。私たちのまち日向市は、歴史と伝統にはぐくまれ、豊かな自然環境にも恵まれた美しいまちです。また、県内随一の国際貿易港「細島港」とその周辺の広大な工業用地を備え、後背地の豊かな森林資源と併せると、非常に高い発展可能性を秘めたまちでもあります。今後、細島港と東九州自動車道、九州中央自動車道の整備が進めば、陸上・海上の交通アクセスが飛躍的に向上し、そのポテンシャルはさらに高まります。私は、このような豊かな地域資源を生かし、「市民が主役元気で活力ある新生日向の創造」のキャッチフレーズのもとに、さらなる飛躍を図るため、今後4年間の市民の皆さんとの約束として、69項目の「マニフェスト」を作成しました。―重点プロジェクト3つの柱の一つ「若者定住“雇用創出”プロジェクト」について教えてください。以前から私は、本市の活性化を図る上で一番重要なのは、雇用の創出であると確信し、積極的に企業誘致を進めてきました。今回のマニフェストでも、「15社の企業誘致と新規雇用1,000人の創出」を掲げていますが、東九州自動車道や重点港湾「細島港」の整備が進むなど、本市のポテンシャルを持ってすれば、決して不可能ではありません。また、入郷町村とも連携を図りながら、森林・林業再生プロジェクト総合特区構想の認定を目指し、林地残材のバイオマス発電やバイオマスエタノールへの活用など、木材の付加価値を高める取り組みについて、木材の専門家や大学の先生などの専門家を交えた組織を立ち上げ、認証に向けた取り組みを推進していきたいと考えています。―2つ目の「防災力・福祉力向上“安全・安心”プロジェクト」とはどんなものですか。昨年発生した東日本大震災を教訓に現在、防災計画の見直しを行っていますが、歴史的に今までで一番大きかった4連動の地震が起こったときのマグニチュード9.0、津波の高さは10mと想定して取り組んでいました。しかし、先の内閣府の有識者検討会の発表では、南海トラフ巨大地震が発【特集】It asks the mayor.「市長に聞く」2012.5