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健康一番地球共生h e a l t h寒い日が続くこの時期、冷え性に悩んでいる人も多いのではないでしょうか?一般的に冷え性というと、手先と足先の先端が温まりにくく、慢性的に冷えているような感覚があることをいいます。主な原因は、末梢血管の血行障害によって起こります。実は、冷え性は男性にはほとんどなく、女性に多い症状です。血流が悪くなる原因に、ホルモンの変動と、自律神経の乱れがあげられています。生理によって周期的なホルモン変動が多い女性の方が、症状が出やすいといわれているのです。冷えは脂肪となかよし私たちは寝ている時や安静にしている時でも、エネルギーを消費しています。これが基礎代謝量です。この基礎代謝量は、男性よりも女性の方が少なく、また、加齢に伴い減少します。同じ量の食事を摂っても、代謝量が多ければエネルギーとして消費されますが、少ないと消費しきれず貯蓄に回ってしまうのです。それが積み重なれば…そう、太ります。冷えが続けば当然体温は下がり、内臓の温度も下がります。内臓温度が1度下がると、基礎代謝量が12ハ?ーセントも減少します。このように、冷えるだけで基礎代謝量が減ってしまうのです。また、お腹周りに脂肪がつくのは、大事な内臓を守ろうとするためです。つまり、お腹を冷やし続ければ、当然ながら体は防御態勢に入り、脂肪を蓄えることになってしまいます。血流アップで冷えから脱却冷えのせいで太らない体にするためには、体温を下げないことです。もちろん「寒ければ着る」は鉄則ですが、その他に、食事や飲み物は温かいものを心がけることも大切です。冷たい飲み物を200cc程度摂ると、一時的に内臓温度は4度も下がります。体温を上げるためには、血流をよくしなければなりません。そのためには、やはり運動が必要です。過激なことは必要ありません。ウオーキングなどで酸素を十分に体に取り込んで、全身に血液を循環させましょう。そして、栄養バランスの取れた食事とともに、十分な睡眠も欠かせない要素です。また、入浴はシャワーで済ませず、湯船につかることが大切です。これを続けて体温も血流もアップさせ、冷えにくく、太りにくい体をつくりましょう。問健康づくり課健康増進・地域医療係(?内線2111)女性に多い冷え症体温を上げ、血流アップで脱却を昨年の10月、愛知県名古屋市で10回目の生物多様性条約締約国会議「COP10」が開催されました。今回の会議は、遺伝資源の利用と利益配分が大きく報道で取り上げられ、私たちの生活には直接関わりの薄いもののように感じられました。この会議の主な目的は「地球上の多様な生物をその生息環境とともに保全すること」ということにあります。会議では、生物多様性を守るためのさまざまな取り決めがされました。また、今回「SATOYAMAイニシアティブ」という考え方が提案されました。森や林、混在する農地、ため池、草原などで構成されるところを「里地里山」と呼ぶそうです。このような見慣れた風景が、国際会議の場で取り上げられるほど貴重なのでしょうか?実は、都市化された市街地から絶えてしまった植物や昆虫、動物などの多くが里地里山で生き残っていることが分かっています。昔ながらの農村風景がそのまま「里地里山」になるということで貴重なのです。日向市にはたくさん残っていると思いませんか?たとえば、数年前に「メダカ」が「絶滅危惧種」になったと報道されたことがあります。「メダカ」の住ecologyむ環境は日本全国さまざまで、とても多様性があり、その地区その地区で保護していく必要があるということなのです。「メダカ」の住む環境は、昔ながらの湿田や、湿地という環境です。湿田や、湿地が、開発やほ場整備によって無くなっていくなかで、「メダカ」の住む環境を保全していくことは、「メダカ」だけでなく水辺の動植物の保護にも繋がっていきます。身のまわりの自然にも、もっと目を向けてはいかがでしょうか?問環境整備課環境公害係?53・2256国際会議と「里地里山」生物多様性と「メダカ」のはなし絶滅危惧種(Endangered Species)国際的な自然保護機関である国際自然保護連合は、絶滅した種や絶滅のおそれのある動植物種を「レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)」としてまとめ、保護を訴えています。2007年のIUCNレッドリストには、最も絶滅の恐れが高いとされる3つのカテゴリーに、動植物合わせて1万6306種が記載されています。日本でも、環境省がIUCNの分類に準じてレッドリストを作成。2006年12月の時点で、絶滅のおそれのある種としてレッドリストに掲載された種数は、動物と植物を合わせて3915種です。2011.2 18