ブックタイトルm11_201404160000_kunitomi_k_h2508

概要

m11_201404160000_kunitomi_k_h2508

いざと言う時のために役立つ「救急救命法」～「救える命」を救うために、皆さんにもできることがあります～119番通報をしてから、救急隊が現場に到着するまでの時間は平均で約９分(宮崎市消防局管内）です。心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は、時間とともに下がっていきます。いつ、どこで起きるか分からない事故に備え、救急救命法の正しい知識や技術を身につけましょう！１安全の確認と大出血の有無倒れている人の周囲（上下、左右）の安全を確認し、近づきます。1なぜ倒れているのか。2自分と倒れている人に2次的な危険はないか。※大出血がある場合→出血している部分に直接、清潔なハンカチ等を当て、その上から圧迫して止血します。３呼吸の確認目で胸やお腹の上下の動きを見る。「胸とお腹を見て4・5・・・10」10秒以内(2～3/10秒)に判断する。普段どおりの呼吸がなければ、心停止と判断し、ただちに胸骨圧迫を開始する。※呼吸がある場合は気道確保を行う。５気道の確保胸骨圧迫を30回行なったら、気道を確保します。1意識を失うと舌の付け根が落ち込んで気道（空気の通り道）がふさがれ、息ができなくなるので、気道を確保する必要があります。2片手で額を押さえながら、もう一方の手の指先をあご先にあて、頭を後に傾けるようにして、呼吸がしやすいようにする。７心肺蘇生法（ＣＰＲ）※絶え間ない胸骨圧迫が基本です！胸骨圧迫と人工呼吸を交互に繰り返します。胸骨圧迫（３０回）人口呼吸（２回）２反応（意識）の確認肩をたたきながら、大声で呼びかけます。反応がない時は、助けを求める。1目の合った人に、「反応（意識）がないので救急車を呼んでください」と、119通報を依頼し、救急車の手配をする。2 AEDの手配（依頼）をする。※誰もいない場合はまず119通報し、近くにAEDあれば取りに行く。※AEDがない場合は、119通報時に近くAEDが設置されていないかを聞く。４胸骨圧迫1胸を押す位置の目安は、胸の真中（胸骨の下半分）●成人の場合ひじを伸ばして、垂直に体重が加わるようにし、胸が少なくとも5ｃｍ沈む程度に圧迫する。●乳児・小児の場合小児は両手又は片手、乳児は指２本を使う。（胸の厚さの約3分の1沈む程度）2少なくとも1分間に100回のペースでしっかりと圧迫する。※圧迫ごとに胸が元の位置まで戻るよう力を抜きます。６人口呼吸口対口の人工呼吸を２回行う。（※乳児は口対口鼻）1鼻をつまむ。2大きく口を開けて、傷病者の口をおおう。3胸の上がりが見える程度、息を１秒かけて吹き込む。4いったん口を離し、息が自然に出るのを待つ。5２回目の息を吹き込む。もしもし※人工呼吸ができない場合は、そのまま胸骨圧迫を続けます。（小児の場合）（乳児の場合）●胸骨圧迫については４を参照。●人工呼吸についには６を参照。８自動体外式除細動器（ＡＥＤ）ＡＥＤ（自動体外式除細動器）が普及しています。※ＡＥＤは、誰でも使うことができます。現場付近にＡＥＤがあれば、積極的に使用しましょう!※音声メッセージに従って操作してください。32013広報くにとみ8月号