ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

m08_201301120154_tuno_k_1301

これまでの都農町からの全共出場牛第1回(昭和41年岡山県〕「はつこ号」河野武年さん(上瓜生)第2回(同45年鹿児島県)「第4はるみ号」黒木貞市さん(長野)「おうやま2号」黒木重義さん{明田)第4回(同57年福島県)「はるさんの2の3号」永友淨さん(明田}第5回(同62年島根県)「61はるほまれ号」東長久男さん〔明田)第6回(平成4年大分県〕「るみこ1号」永友淨さん永友さんはこれまで全共に5回出数々の悲しみを乗り越えてした。価し、特別賞である体積均称賞を授与員長は「ただふく6の2号」をこう評の姿です」。全共最終日の29曰。審査委ただきたい。これが理想に最も近い牛「会場の皆さん、ぜひこの牛を見てい全国の注目を浴びていた。「ただふく6の2号」は、審査前から績もある永友淨しやかさんが3区に出品した開催された全共会場。過去の全共で実より大きい」。10月25口から長崎県でない。すごいね、これは」一回り、うち「こういう毛はそう作られるもんや全共で高い評価第7回(同9年岩手県)「くろきひめ2号」憂等賞首席黒木忠雄さん(下描生)「はつはな2の1号」優等賞首席永友淨さん第8回(同14年岐阜県)「ふじ6号」来優等2席「とみ6号」※優等4席永友淨さん第9回(同19年鳥取県)「あけみ55号」※優等2席永友淨さん第10回(同24年長崎県)「ただふく6の2号」永友淨さん権優等賞首席/【特別賞】体積均称賞胸に出場した全共で、愛情を込めて育せてきた。6カ月後、茜さんの写真を一.門葉を心に持ち続け自分を奮い立た悲しみに打ちひしがれながらも、この成19年4月のことだった。永友さんはしていたバレー大会を翌月に控えた平が.小感の事故で亡くなった。楽しみにし、丹精込めて育てていた矢先、茜さん全共出場に向けて新たに牛を購入響いた。「よし、もう一度頑張ろう」。ったのだ。この言葉は永友さんの心にバレー頑張ってトロフィー取るね」と言賞状を見て「じいちゃんすごいね。茜も宅の居間にずらりと並ぶトロフィーや頑張り屋だった茜さんが、永友さん年生)の言葉で出場を決めた。遊びに来ていた孫娘・茜さん〔当時5場。5年前の鳥取大会は、休みごとにと全共出場を決意。畜産人生の集大成のために、「何が何でもてっぺんを取る」め、そしてもう一つ、孫との大切な約束疫からの復興を全国にアピールするた農の農家たちを元気づけるため、口蹄「少しでも仲間を増やしたい」1.、都み切れない仲間たちへの思いがあった。牛が好きなだけではない。再開に踏永友さんがこれほど打ち込むのは、が再び戻った。が笑う。牛中心の張り合いのある生活ゃないとできんわね」と妻のチトエさん分のことより牛を優先させた。「好きじ気が戻った。起床するとまず牛舎へ。自同年1月、永友さんの牛舎に再び活畜産人生の集大成、最後の全共へ力を注ぐなど少しずつ前に進み始めた.牛を再び迎え入れるために環境整備にはまた飼いたい」。殺処分から数カ月後、えなかづた。「全共はもう無理だが、牛しかし、永友さんの牛への情熱は消をよぎったという。飼いはもうやめよう」という思いも頭も含まれていた。悲しみは頂点に。「牛った。その中には、思い出の「あけみ5」産農家同様、飼っていた39頭全てを失爆発的に広がった。永友さんは他の畜畜伝染病「口蹄疫」が確認され、感染は悲劇は続く翌年4月、都農町で家てた「あけみ5」は優等2席に輝いた。を現実のものにした。友さんはついに、願い続けた「てっぺん」上がった。そして決定のアナウンス。永宮崎県の応援団からも大きな歓声が行くよう促された。暫定首席の場所。最終グループで、永友さんは1番右に代表3頭が順に振り分けられていく。28日、いよいよ3区の審査決定の日。を取る」.永友さんの言葉は力強かった。になれた。全共では何が何でもてっぺん「皆さんの協力があったからこそ代表いを背負いながらさらなるステージへ。友さんの声が聞こえた。さまざまな思がら「孫も来ちょっとよ」とつぶやく永に、写真が入ったポケットを押さえなさで県代表に選ばれた。出迎えた人「ただふく6の2号」は圧倒的な強8月27日、県代表牛決定検査会。間や家族が全力で支えた。シャーの大きさに眠れない日々を、仲けて牛の世話を手伝ってくれた.プレッ野佳人さんが、仕事の後に毎日駆け付木秀一さんと児湯地域家畜市場の河も大きな負担がかかる。JA尾鈴の黒に入れた生活は、体力的にも精神的に動、シャンプー、餌の調整…全共を視野は「体積が素晴らしい」と直感した。運は上位ではなかった牛だが、永友さん競りで購入した牛。競り前の品評会で「ただふく6の2号」は、高下穂町のとして最後の挑戦が始まった。