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町立病院健康だより都農町国民健康保険病院立野進院長【profile】宮崎市生まれ。昭和49年鹿児島大学医学部卒業後、開学したばかりの宮崎医科大学第一外科に入局。大学病院、古賀病院、藤元病院(都城市)、県立宮崎病院などで勤務。平成9年4月から都農町国民健康保険病院院長。宮崎県国保診療施設連絡協議会副会長。西都児湯メディカルコントロール協議会会長など。趣味は、スポーツ全般(近ごろは体がいうことをきかない)、お笑い、音楽何でも。今年ほど春が待ち遠しい冬はなかった感じです。それほど寒い日が続きました。人生も青春、朱夏、白秋、玄冬と季節に例えられるように過ぎていくといわれます。私も気持ちだけは青春のつもりですが、年を取ったデメリットが日々実感される年齢になっています。60歳を過ぎると老化には非常に個人差が大きくなるといいます。見た目や言動が本当に若々しい人や、年齢以上に老け込んだ人などさまざまです。病気の発生や予後に関与するのは遺伝因子が20%、外部環境遺伝子が20%、生活習慣因子が60%とされていますが、1972年アメリカのブレスロー博士が、住民7000人を対象に生活習慣と健康度の関連を調べた結果、次の7つの生活習慣を実践している人が病気にかかりにくく、寿命が長かったと報今月のテーマ健康生活習慣告しました。1.適正体重を維持する2.朝食を毎日取る3.間食をしない4.過度の飲酒をしない5.定期的にかなり激しい運動をする6.喫煙をしない7.適正な睡眠時間(7~8時間)をとる皆さん、いくつできていますか?どれもたいして難しいことではなさそうですが、実践するにはやはり努力が必要なようです。もちろん、これだけが健康とつながっているわけではありません。40年前のたわごとと思って好きなように生きるもよし、今日から一つでも実践してみようと思うもよし、結果は先のお楽しみ。でも、人生は一回しかないことになっております。私ならこれに、“一日一回以上は大笑いするか人を笑わせる”を追加したいと思っています。歯医者さんからのアドバイス今月のテーマ妊産婦と歯科妊娠・出産時は女性ホルモンの増加による口腔内環境の変化、つわりなどによる食生活の変化により虫歯や歯周病を起こしやすくなります。重症の歯周病がある場合、歯周病菌が出す毒素が全身を回り、37週以下の早期出産や2500g以下の低体重児出産の危険性が7.5倍になるという報告もあります。生まれたばかりの赤ちゃんのお口には虫歯菌はいません。周囲の大人、特にお母さんから母子感染で赤ちゃんのお口に虫歯菌が入ります。特に2歳までに虫歯菌が感染すると虫歯発生リスクが高まります。お母さんだけではなく、赤ちゃんの周囲の大人はスプーンやはしの共用、食べ物の「かみ与え」はやめましょう。また、赤ちゃんにとって、お母さんを含め周囲の大人も極力虫歯や歯周病でないことが望ましい環境となります。本来、妊娠以前より予防や治療はしておくべきであり、妊娠中の虫歯や歯周病はちゃんとしたお口の管理をしておけば重症化することはありません。「子を産めば歯を失う」とか「妊娠でカルシウムが多く必要だから歯が弱くなった」という伝説的な話がありますが、それは誤りです。しかし、妊娠期は女性の一生の中で口腔内のトラブルをきたしやすい時期であることは間違いありません。快適な妊娠期を過ごし、安全な出産を迎えるために、また、生まれてくる赤ちゃんの歯の健康のためにも「虫歯や歯周病の検診」をお勧めします!黒木康夫歯科医院黒木康夫院長【profile】宮崎市生まれ。昭和63年3月中町に歯科医院開業。西都児湯歯科医師会副会長。宮崎県歯科医師会常務理事。趣味は、学生時代はワンダーフォーゲルに所属。九州の山々や北アルプスの登山歴あり。久住や霧島の山々、もちろん尾鈴山がフィールドです。29 2012.3