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概要

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災害から身を守るための防災対策6月4日、県北を中心に突然襲った集中豪雨。この大雨により高鍋町では一部の地域で床上・床下浸水、土砂崩れなどの災害が発生しました。このような予測できない災害から身を守るために、私たちは日ごろからどのような防災対策をすればよいのでしょうか。九州南部の梅雨入りが発表された直後に発生した大雨の影響で、高鍋町では床上浸水六棟、床下浸水五十一棟、また土砂崩れや農作物の被害が発生しました。また、大雨による土砂災害の危険性が高まったとして、一部の地域では避難勧告が発令されました。これから本格的な台風到来シーズンを迎えます。水害だけでなく、自然災害から命を守るための大切なポイントを紹介します。地域のつながりを大切に自然災害が発生し、一刻を争う事態が起こったとき、お互いに情報を伝達し、助け合える地域の人たちとのつながりは、自分や家族の命を救う大きな力となります。また、そのつながりは、被害の拡大を最小限に抑えることができますと。ころで、皆さんは「自主防災組織」のことをご存知ですか?自主防災組織とは「自分たちの地域は自分たちで守る(自助・共助)」という意識のもと、地域住民によって任意に結成された防災組織のことです。現在、高鍋町には十四の自主防災組織があり、その数は年々増加しています。すべてが自治公民館を母体とした地域から成り立っており、いつ災害が発生しても冷静な対処ができるよう、定期的な訓練や危険箇所の点検、会議などを行って、防災意識の向上を図っています。訓練を通じて高める防災意識と地域のきずな五月二十五日、町では「宮崎県防災の日」に合わせて、地震による津波を想定した避難訓練を行いました。町内二十六地区、千五百三十七人の町民が参加して行われた訓練では、各地区で指定されたそれぞれの場所に避難をしました。四歳と三歳のお子さんの手を引き、五ヵ月のお子さんは抱っこして訓練に参加した宮越上地区の日野友絵さんは、「もし夜中に災害が発生したら、小さな子どもを連れてすばやく安全に避難できるか不安になりました。でも、訓練に参加することで、日ごろの備えの大切さを知りました」と話してくれました。避難訓練に参加することは、防災意識を高めるだけでなく、地域の人たちとのつながりを築く機会にもなりますので、今後の訓練への積極的な参加をお願いします。また、町では防災に関する出前講座も行っていますので、これらを地域の方と一緒に活用しながら、防災意識の向上に努めましょう。