ブックタイトルm04_201407100000_rediscovery
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選定宮崎観光遺産一覧宮崎で禊ぎ、愛を紡ぐ「神話のふるさと」宮崎の新たなおすすめ神話スポット阿波岐原のみそぎ池(宮崎市)イザナキノミコト・イザナミノミコトの国生み神話に登場する場所が阿波岐原(みそぎ池)である。火の神様カグツチノカミを生んだことで大やけどを負い、亡くなってしまったイザナミノミコトを追って黄泉(よみ)の国へと行ったイザナキノミコトが汚れをはらった(みそぎをした)場所として伝承されている。古事記にも「筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小戸の阿波岐原(あわきがはら)」との記載があり、お祓いの際の祓詞(はらえことば)でも使用されている。みそぎ池は、一ツ葉海岸に隣接する阿波岐原森林公園内にあり、近くにはイザナキノミコトを祀る江田神社をはじめ、シーガイアやフローランチ宮崎、フェニックス自然動物園など多くの観光施設がある。記紀の道(西都市)日本で最古の文献と言われている「古事記」の「記」と「日本書紀」の「紀」の二文字をとって名付けられた道で、沿道には、天孫ニニギノミコト(アマテラスオオミカミの孫)とその妃コノハナサクヤヒメの日本初のロマンスにまつわる日向神話ゆかりの地が点在しており、散策を楽しみながら古代ロマンを感じつつ、神話の世界に触れることができる。コノハナサクヤヒメを祭神とする都萬神社を出発地として、西都原古墳群の男狭穂塚、女狭穂塚までの全長約4キロメートル(徒歩約1時間)の道である。霧島周辺神社群(都城市、小林市、高原町)宮崎県と鹿児島県の県境にある霧島山の周辺には、霧島神宮、霧島岑神社、東霧島神社、狭野神社など、日本神話に記される神々が祀られている神社が多数ある。特に、東霧島神社(都城市高崎町)には、イザナキノミコトが剣で三段に切ったと言われる「神石」や、鬼が一晩で築きあげたと伝えられ、振り向かずに登り切ると願いが叶うとされる「鬼岩階段」など、面白いいわれがある。※霧島神宮は鹿児島県霧島市に所在。三ヶ所神社(五ヶ瀬町)三ヶ所神社は、西暦900年後半ごろに創建され、1818年に社殿が改築された。流れ造りは総轄造りで、建築風と彫刻は、近世の傑作と言われているこの本殿は、平成14年10月に県の文化財に指定されており、県の有形文化財の石刻門守神像(ニ面)もある。秋の例大祭には、坂本地区に伝承されている国の重要無形民俗文化財の指定を受けている荒踊が奉納される。また、シャクナゲやしだれ桜の名所としても隣接する浄専寺とともに有名である。奥宮は、天孫降臨の地と言われる二上山の急峻な岩肌にあり、神々が宿るにふさわしい荘厳さを誇っている。訪れる人は急な階段を登り、神々の深き山間を探索しながらの参拝となる六峰街道沿いにあり、付近の山は、春はアケボノツツジ、夏は新緑、秋は紅葉、冬には光り輝く樹氷が見られる。御崎神社(串間市)都井岬の最突端の断崖絶壁の中腹にある御崎神社は、708年(和銅元年)の創建と伝えられており、昔から海の神、航海の安全の神として、漁や海運に携わる人々に信仰されている。約1,300年もの長い歴史は、都井岬沖の海が、昔から、海運、水産の上で重要でかつ難所であったことを物語っているまた、周辺はソテツ自生地の北限となっており、国の特別天然記念物に指定されている。参道は、両側にソテツなどの亜熱帯植物が繁茂し、さながらジャングルの中を歩いているような気分が味わえる。なお、御崎神社のすぐ目の前には、紺碧の太平洋が広がり、青い空と透き通った海、白い波が織りなす美しい風景も楽しむことができる。