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概要

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刈萱道心・石ど丸親子像出家した父と父を捜す旅に出た子どもの親子像。世の無常を感じて領地と家族を捨てて出家した若い領主が「刈萱道心」と号し、高野山で修行していた。その息子である石童丸は、母とともに高野山を訪ねるが、父は我が子と知りながら「父はすでに亡くなった」と偽り、別れる。しかし石童丸は母や姉と死別後、再び高野山に入り、父親の弟子となるが、親子の名乗りすることなく仏に仕えたという。イザリ松弘法大師が四国巡礼の際、イザリ松付近で足の不自由な人を見て、霊符(お札)を水に浮かせて飲ませたら、たちまち病が全快したといわれている。弘法大師と足の不自由な二人が彫られている。「イザリ一心ニヨリ大師のゴリヤクヲウケクルマヲノリオサムルイザリ松」と刻まれている。大師堂四十四歳(昭和八年/1933年)の時に、建設弘法大師石像一体、仏具一式を制作、安置した。信仰者の親睦慰安の場として、囲碁用具や茶室も設置していた。大師堂に入り正面の弘法大師像前に狗犬、左に同じ大きさの大師像があり、さらに左側には様々な石仏がある。正面右側には、七福神の石像等があり、奥には多くの奉納仏がある。石仏制作の道具や当時の写真などが展示されている。カンナなどを使わない素朴な内部