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概要

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ためにならんことみらぬ人・いわぬ人・きかぬ人日光東照宮の「見猿・言わ猿・聞か猿」をモチーフにしたもので、「ためにならんことみらぬ人・いわぬ人・きかぬ人」の三像。「見猿・言わ猿・聞か猿」の本来の意味は、「目・囗・耳をふさぐ猿は幼年期の猿で、子どもの頃は悪いことを見たり、言ったり、聞いたりしないで、素直なまま育ちなさい」という教育論の意味である。不動明王と観音菩薩のアベック像手をつないで「夫婦円満」を表現している。「エん(縁)をぬすんで(結んで)よいひととしらが(白髪)なるまでくらすよに」と刻まれている。一石双体仏四方睨みの不動大師堂の屋根のてっぺんに設置されていたもの。屋根の上から四方を睨み、四面の内、裏表が口を開け、他辺の裏表が口を閉じている「阿吽(あうん)」の不動明王である。設置当時は、像の頭上に不動明王の顔よりやや大きな緑色のガラスボールと電球かおり、夜間点灯していたという。