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概要

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萬歳亭はなれ敷地内水琴窟歴史総合資料館北側萬歳亭はなれ水琴窟は日本造園技術上、最高傑作のひとつといわ昭和17年(1942年)、秋月邸新築に際し、老朽化しれ、その起源は江戸初期といわれている。水琴窟は、当初は庭園に設置されるものではなく、手洗い場の排水設備であったらしい。それが時々いい音を出すことがわかり庭師によって改良されるようになったという。た萬歳亭(現在の資料館西側)は取り壊された。萬歳亭の別棟はそのまま残し、屋根を瓦に改め、35年間にわたり貴族院の議員を務めた秋月種英が書斎として使用した。その別棟も老朽化に加え、シロアリの被害が激しく、取り壊すこととなったが、貴重な文化財を惜しむ声が強く、昭和61年(1986年)、「萬歳亭はなれ」として復元された。水琴窟のしくみ手洗い鉢などの傍らに小さな空洞を作り、その中に水滴を落として水音が空洞の壁面に反響、地上に聞こえてくるかすかな響きを楽しむ設備である。現存当時の萬歳亭(昭和2年)この水琴窟は、昭和62年(1987年)、筏地区の黒本鎮夫氏宅の離れの手洗い鉢の近くで発見されたもので、平成4年(1992年)にこの場所に設置された。