ブックタイトルm04_201407100000_rediscovery

概要

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朱子学の影響を受けた高鍋藩の教育明倫堂記碑７代藩主・種茂が明倫堂の教育方針を記した｢明倫堂記｣この四つである。さらに、「敬」こころに慎みをもつこと。そして、「恭」みだらな立ち振る舞いをしないこと。次は、「詳」物事をゆるがせにせず、こまかに注意すること。まず、「安」物静かに落ち着きのある行動をすること。子どもの教育には、まず四つの大切なことを教える。（小児を教うるには、先ず「安詳恭敬」を要す）「教小児、先要安詳恭敬」子どもの教育にまず何が必要かてはならないことである。その親にも判断が難しい。人の教育にあたる者が判断しなく必要な時期、必要な内容は子ども自身は云うに及ばず、く。それは時雨が来て、自然に土地が潤うようなことである。の年齢に必要なことを時期を失うことなく適切に教えてい教育には時期を考えることは非常に大切なことである。そ「其入人也、如時雨之潤」（その人に入や、時雨の潤いの如し）教育の時期明倫堂の書庫戦前･戦後にわたり高鍋町発展に寄与した、柿原政一郎が財団を創設(正幸会)。高鍋農業高等学校に保存されていた昔の明倫堂書庫を解体移築して、古風な二階建て土蔵造りに仕上げた。昭和２９年に高鍋町に寄付されたもので明倫堂の図書1万6,000冊を収納している。ことである。「礼」をまず教える。身につけさせるということが先であるというる上でも必要であり、明倫堂でも積極的に行われている。とは云っても試験をしないというわけではない。指導の成果をみれていて、教養の正しい道とはいえない。おいては成績の良い悪いを争わせるというのは、本来の目的とは離学校は礼儀を先として教える場所である。しかしながら学校に月々の之を争わしむるは、殊に教養の道にあらず）（学校は礼儀先んずるの地にして、「学校礼儀相先之地、而月使之争、殊非教養之道」試験の立場に近づけて、その心から離れないようにする。教育をする場合には、自分を低くひきさげて、教育を受ける者「聖人之教、常俯而就之」（俯してこれに就く）教師の姿勢