ブックタイトルm04_20120530195438_takanabe_k_h24
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特集スポーツを通しての子育てのすすめ?地域の皆さんに支えられながら?子どもの体力の現状文部科学省が行っている「体力・運動能力調査」によると、子どもの体力や運動能力は、昭和六十年ごろから現在まで低下傾向が続いています。現在の子どもの結果をその親の世代である三十年前と比較すると、ほとんどのテスト項目において、子どもの世代が親の世代を下回っています。一方、身長や体重など子どもの体格については、逆に親の世代を上回っています。このことから、体格が向上しているにもかかわらず、体力や運動能力が低下していることは、身体能力の低下が深刻な状況にあると言えます。子どもの体力低下の原因経済成長に伴う社会情勢の変化により、大人が生活の利便性を求め、日常生活において「歩く」よりも「車での移動」など、体を動かす機会を減らしてしまったことが、子どもの体力低下を引き起こした原因の一つと思われます。また、親など国民全体の意識の中で、外遊びやスポーツの重要性を学力よりも軽視する傾向が進んだことも原因の一つとして挙げられるのではないでしょうか。親としての責任子どもの体力の低下は、将来の生活習慣病や、ストレスに対する抵抗力の低下などを引き起こし、活力のない大人へと成長させてしまうおそれがあります。そうならないためにも、親自身がそれぞれの子どもの状況を把握しながら、外遊びやスポーツに親しむ機会を意識して与えてあげることも必要だと思われます。また、健康三原則(調和のとれた食事、適切な運動、十分な休養や睡眠)を意識しながら、子どもに基本的な生活習慣を身につけさせることは親にとって大きな責任です。子どもの成長とスポlツ小学校中学年(三?四年生)では、歩く・走る・跳ぶ・投げる・捕るなどの基礎的な動きが上手にできるようになり、スポーツに対する興味が芽生えてくる時期だと言われています。そして小学校高学年(五?六年生)になると、身長など体の急速な成長や、思春期の入り口を迎えた精神面での発達が著しくなります。これらの時期に、他者を意識しながらの集団活動であるスポーツに関わることが、その後の成長に大きな意味を持つことは明らかです。