ブックタイトルm02_2014021010000_miyazaki_k_h_o2602
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次の「認知症・早期発見の目安」に思い当たる人はいませんか?いくつか当てはまることがあれば、医師や家族に相談しましょう。物忘れがひどい○電話したばかりの相手の名前を忘れる○同じことを何度も言う・聞く・する○財布などを盗まれたと疑う○いつも探し物をしている人柄が変わる○周りへの気遣いがなくなり頑固になった○最近様子がおかしいと周囲から言われた○自分の失敗を人のせいにする○急に怒りっぽくなった判断・理解力が衰える○新しいことが覚えられない○テレビ番組の内容が理解できなくなった○料理、片付け、計算、運転などでミスが多くなった不安感が強い○外出時に持ち物を何度も確かめる○急に眠れなくなる○一人だとひどく怖がったり寂しがったりする場所や時間が分からない○約束した日時や場所を間違えるようになった○慣れた道でも迷うことがある意欲がなくなる○身だしなみに気を使わなくなった○趣味に興味を示さなくなった○外出したがらず、引きこもる認知症の悩みや不安は相談することで取り除けます認知症疾患医療センター(野崎病院)センター長大塚和之医師認知症患者は、ほとんどが65歳以上です。その数は65歳以上のおよそ10人に1人が認知症という状況にあります。認知症の初期症状としては、記憶力や判断力が鈍り、時間や場所の感覚が衰え始めます。そうすると、社会生活や対人関係に少しずつ支障が出てくるため、不安を覚えたり不眠になったりします。また、認知症には、最近の記憶から忘れていく特徴があるため、もういないはずの故人に会いに行くと言ったり、昔住んでいた地域へ戻ろうとしはいかいたりします。よく耳にする「高齢者の夜間徘徊」は、こういうことから起こっているのです。近年、この病気が社会的に認知され始め、医療機関へ家族や個人で受診する人が増えてきました。受診時は、5分から10分程度のごく簡単なテストを受けてもらい、その結果によってさらに精密な検査を行います。診断結果によっては、認知症の進行を抑える薬を出します。病気で最も大切なことは早期発見・早期治療。早く受診することで、本人や家族にも心の準備ができます。また、認知症患者やその家族を支える地域のサポートも必要です。この病気を皆さんが理解し、安心して地域で生活できる社会を目指していきたいですね。5