ブックタイトルm02_201301311600_miyazaki_benri
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神話に登場する神々のお話てんそんこうりん国生み神話から天孫降臨、じんむそして神武天皇まで、いざなきのみこといざ男性神の伊邪那岐命と女性神の伊邪なみのみこと那美命が日本国土をはじめ、世界を構成する35もの神々を生みました。伊邪那美命は、最後に火の神を生み、そのときの傷がもとで黄泉の国へ旅立ちました。よみ古事記の見せ場ともなえる物語の舞台となった宮崎は、まさに神々のふるさと。ににぎのみことこのはなさくやひめ迩迩芸命が木花佐久夜姫に求婚したいわながひめ際、姫の父は、その姉・石長姫も一緒に結婚させようとしました。しかし石長姫は気に入られず、1日で親元に帰され、これにより、迩迩芸命の子孫の命は木の花のようにはかないものになりました。いざなきのみこといざなみのみこと伊邪那岐命は、妻・伊邪那美命の後を追い、黄泉の国へ。そこで汚れを受け、慌てて逃げ帰り、阿波岐原町のみあまてらすそぎ池で「みそぎ」を行います。天照おおみかみすさのおのみこと大御神や須佐之男命らは、そこで誕生しました。いざなみのみこと伊邪那美命わたつみのおおかみ綿津見大神おおやまつみのかみ大山津見神すさのおのみこと須佐之男命いざなきのみこと伊邪那岐命あまてらすおおみかみ天照大御神このはなさく海幸彦や山幸彦らを生んだ木花佐久やひめ夜姫の出産は大変なものでした。「一ににぎのみこと夜の契り」を疑う迩迩芸命に対して、うぶや産室の戸を全てふさいで火を放ち、炎の中で無事に生むことで身の潔白を証明しました。たかまがはら高天原を治めていた太陽の神であるあまてらすおおみかみすさのおのみこと天照大御神は、須佐之男命の大暴らあまいわとに怒り、天の岩戸に隠らます。困ったやおよろず八百万の神々は、岩戸の前で陽気な踊りを踊らせて天照大御神を誘い出いわながひめ石長姫このはなさくやひめ木花佐久夜姫ににぎのみこと迩迩芸命壮絶な出産の末に無事に誕生した海幸彦や山幸彦。山幸彦は、兄・海幸彦から借りた釣り針をなくし、そらを探わたつみのかみのみやわたつみのおおしに、青島沖の綿津見神宮(綿津見大かみとよたまひめ神の家)に行きました。そこで豊玉姫し、世の中に光が戻りました。とよたまひめ豊玉姫ほおりのみこと火遠理命(山幸彦)ほでりのみこと火照命(海幸彦)と出会い、結ばれました。あまてらすおおみかみににぎのみこと天照大御神の子孫である迩迩芸命たかまがはらつくしひむかは、高天原から「筑紫の日向の高千穂たけのくじふる峰」に降臨。これが「天孫降このはなさくやひめ臨」です。迩迩芸命は木花佐久夜姫をあまかみくにかみ妻にし、天つ神と国つ神の初めての婚姻となりました。たまよりひめ玉依姫うかやふきあへずのみこと鵜葺草葺不台命かむやまといはらひこのみこと神倭伊波礼毘古命(神武天皇)あひらつひめ阿比良姫うぶやう産室の屋根に鵜の羽をふき終わる前うかやふきあへずのみこととよに生まれた鵜葺草葺不台命は、母・豊たまひめたまよりひめ玉姫の妹・玉依姫を妻にしました。そかむやまといはれひこのみことの子・神倭伊波礼毘高命が、後の神武天皇です。日向市美々津から船出して大和に行き、初代天皇になりました。