ブックタイトルm01_201304140001_tadasangyo
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4甲手武道具の中でも細かな手作業が非常に多く丁寧さと高い技術が要求されます。甲手を作る上で一番手が掛かり、また大切な箇所でもあるのは「握りの甲」の部分です。綿や鹿の毛を甲の部分に詰めていくとき、固まりができないように型に入れて「たたき」を行います。木でコンコンと中の詰め物が馴染むように時間を掛けて叩いていきます。竹刀を握るときの使い勝手はお客様によって違いますので、注文もそれぞれ違ってきます。固め、柔らかめと、その細かな注文を熟練の職人たちが受けて、一つ一つ丁寧に作っていきます。長く使っていただいて、傷んだら修理にお出しください。作った職人本人が修理を行います。職人たちには、お客様から「使いやすかった」、「手に馴染んでとても良い」などの声を聞くことが何よりも自信と励みになるのです。