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概要

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の日には「高鍋町八十年のあゆみ」を発行し、各戸に配布しました。年表作成はその後も継続し、明治元年以後の年表原稿の完了を見たのは、五十七年七月二十三日でした。本文原稿の執筆準備にかかったのはそれからでしたが、それより少し前、六月九日の第六回編さん委員会で、野口先生の助言を参考に執筆者の依頼がなされました。執筆者には当町の出身者および関係の深い人を充当することになり、既に完了している以外の各時代の年表は、執筆担当者が作成することになりました。すなわち、自然編を飛田博温氏、原始編を寺原俊文氏、古代・中世編を永井哲雄氏、方言・民俗を河辺周矩氏に担当を委嘱し、近世・近代・現代・教育文化・人物の各編を編集担当の小椋美義・永友千秋・石丸恵守・石川正雄の四人の委員で、官公庁外の編を事務局が分担することに決定し、原稿完成を五十九年三月、発行は六十年三月を目標としました。執筆者は、非力ながら力を尽くし努力しようと、本格的な取り組みをしたのであります。しかし、種々の雑務や、明治以前の年表作成に思わぬ日時を費やし、当初からは七か年の歳月を経ました。その聞に、編さん委員長は、故渋谷清明町長から吉本盛光町長、次いで臼杵直孝町長に引き継がれ、各役員も変わりました。昭和五十七年編さん委員長IDJ長吉本盛光小松俊一郎副委員長助役同教育長同内田聴ハ昭和ω・l辞任)岩永高徳(昭和ω・2就任)同昭和六十一年編さん委員長四J長臼杵直孝副委員長顧問議助?史熊夫沼長小沢盛義じようしここにようやく本編および年表を上梓する運びとなりましたのは、ひとえに歴代委員長はじめ関係各方面の温かい配慮、広い抱擁力、心からなる協力のたまものであります。特に野口逸三郎先生には、編さんの当初から、懇切な指導と監修の労をとっていただきました。また、史料の閲覧に協力下さった県立図書館、終始献身的な努力をしてくださった事務局のかたがた、年表の整理そのほかを担当してくださった大山美恵子さん、日田洋子さん、その他多くの方々のそれぞれの協力に衷心よりお礼を申し上げ、今日を迎えることのできることを喜びたいと存じます。終りに、六十年十二月二十日急逝された故渋谷清明町長と、六十一年十二月七日逝去の故寺原俊文氏の霊前に町史一巻を供え御冥福を祈りたいと存じます。昭和六十二年三月(編さん委員石川正雄)