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概要

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日向皇民の大躍動知るや吾等の誠忠を見よ輝ける其の行く手天業恢弘窮みなし三、遠つ祖神の大御業輔けまつりし其の血潮今ぞ湧き立つ我が胸にあL肇国の大理想見よ東亜の新天地八紘をもって字とせん作業中は絶対無言で、終了後は再び隊旗の下に集まり、万歳を三唱した。作業は年齢、性別などに応じて農作業、清掃、開墾、埋立、改修、縫製など各分野に及んだ。高鍋小学校沿革誌(昭和十三年度〉に「振興隊ノ活動ニカヲ注グ」として「運動場ヲ北方県道迄拡張スルコト、ナリ其ノ工事ハ上学年児童ヲ以テ奉仕シ其ノ費用及振興隊ノ収入、其ノ他ノ収入ヲ基金トシテ児童図書館ヲ創設」した。同十七年度には「食糧増産ノ勤労奉仕援護作業ニ各農繁期毎ニ積極的ニ動員シ其ノ他国莱蒐集、落穂拾、竜胆其ノ他薬草集メ、廃品回収」など積極的に活動したことを記している。右のほか桑の皮はぎ内みかんの皮集めなど少年隊の活動も目ざましかった。学校教育高鍋中学校の「舞鶴」(一一号)に昭和十六年度の学校日誌抄が載せてある。六月一日i五日六月二十四日食糧増産運動麦刈奉仕食糧増産運動田植奉仕(七月三日迄)八月二十五日1三十一日1夏期特別鍛錬01 0部隊作業奉仕第1章稲刈奉仕〈五日間)十二月一日食糧増産運動(麦作付〉奉仕(三日間)これらは同校祖国振興隊活動の一部であろう。高鍋高等女学校の「松かげ」第一一一一号に同校沿革史の記事があり祖国振興隊について述べている。振興隊結成当時の「作業及作業地」の項を次に挙げる。「作業は開墾地の購入が容易ならざるを以て、初めω運動場の草根除去及芝植。ω校内空地の利用、特別教室と寄宿舎との聞の桜樹下の空地約三畝歩茶固とした。ω神社清掃及道路修理通学班別に休暇を利用して行ひ神社清掃は学区内六八社に及んだ。(昭和一二)ω軍需品の縫製等を行ったが十三年一月二十二日より前庭隣接の町有地を無償借地し之を開墾し茶園とした。次いで一月二十六日運動場の南に隣接する山林三十一月一日反二O歩を六OO円にて購入し翌二十七日登記を了へ隊員一同勇躍して之の開墾に取掛った」この開墾は難渋を極め、完成までに二年半を費した。同校祖国振興隊活動の一環として開設した農繁期保育所は安藤兼次郎校長の特別の努力もあり昭和十三年六月県下にさきがけて開設、農家からも感謝されたのであった。女生徒が田植作業に従事するより、幼児の保育に当たり農村婦人の生産参加を容易ならしめる方が効果的と判断した結果である。概況は次頁の表のとおり。安藤兼次郎は後年、祖国振興隊の当時を顧みて「祖国振興隊の精神は、たとえ時代は移り変っても持ち続けてほしいものだと思う。祖国振興921