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概要

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運動場とこれに接続する高鍋中学校のグラウンドを使用した。しかし両者の聞には高低の段差があったので、この段差を除いて平坦にした。このようなことも既に太平洋戦争が苛烈な様相を呈している時局下であったからなんの抵抗もなくできたのである。グライダー訓練には県内各地から参集して練習に励んだ。戦局がしだいに拡大され国防問題が更に重要視されるに至った昭和十六年ごろになると体育競技も戦時即応の種目のみに制限された。「国防競争」と呼ばれ、歩行力、走力、けん引力、負重力、運搬力、投てき力、跳力などを組み合わせて体力や精神力を競う競技で手りゅう弾投てき、障害物競争、重量運搬などまさに軍事訓練さながらの競技会であった。高鍋青年学校が郡、県の大会に優勝し晴れの県代表となり東京の第一一一一回明治神宮国民錬成大会に出場したのは昭和十七年十一月のことである。選手名簿を次に掲げる。第二二回明治神宮国民錬成大会出場者名簿高鍋青年学校学校教育補手欠岩緒方黒倉埜島内り佐岩掛ゆう広英正武徳、弾投毘孝明夫静木てきl立山藤f中障、鈴野三小蓑害今木口笠勝部田毛井物、節常太元政良坂蔵雄郎晴競本争)1崎重国字瀬平富中治尾塚岡量橋文節七武夫厚夫郎春運搬第l章重量運搬は天覧の光栄に浴した。小学校から国民学校へサクラ読本昭和八年四月、「小学園語読本」「尋常小学算術」など新編集の小学園定教科書を使用開始した。サクラ読本と呼ばれて、巻一の冒頭のベlジには「サイタサイタサクラガサイタ」という国家の象徴的な花の姿を掲げ国民意識の高揚をねらっている。この読本は色刷り教科書の初めでもあり、サクラの花が美しく画期的なものであった。同書五ページには「ススメススメヘイタイススメ」の教材もあり軍国的色調も色濃くにじみ出て忠君愛国の精神を鼓吹し臣民の道の強化を意図した教科書であった。だけを見ても右のほか「ヒノマルノハタ国民的軍事的教材は巻一パンザイバンザイ」をはじめ非常時局下の教育対策について検討するため、昭和十二年十二月に教育審議会が設けられた。この審議会は内閣総理大臣の監督に属し、その諮問に応じて教育の刷新振興に関する重要事項を調査審議して首相に建議することのできる機関で総裁のほかに委員六「グンカン」「ヒカウキ」などが出ている。昭和十二年、発、教育の統制も強化されていく。国民学校の誕生日華事変ぼっサクラ読本(巻ー表紙〉五名、臨時委員若干名で構成され文部大臣は会議に出席して意見を述べ917