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概要

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四冊目まで一科。上等生玉鉾百首・神代正語一科、直日霊・神代葦芽一科、古語拾遺・祝詞ぷんい正訓一科、万葉集一・二巻一科、皇典文葉一科、孝経・小学内外篇一科、大学・中庸・論語一科、詩経二科、書経一科、易経・春科一科ω筆道試験試験は毎月一因。習熟している法帖を背書させる。大約一O歳以下一O字、一三歳まで二O字、一四歳以上三O字。助教が試験、句読師を置いてからは句読師が行った。明倫堂記録学制部明治五年正月の郷学校の授業次第を示した中に、「本校の授業に照準すベし」として示した習字次第がある。習字次第五十音高鍋藩の教育数名干支文章当国郡名県名院郷村名三府名人名これらが書道の内容であったと思われる。ω背諦試験試験は毎月二回。「和漢の名数要用なるものを剖記(随時集録)し生徒に与へ熟読背諦せしむ」(文武取調書)とあり、時代により変化があったと思われる。明倫堂記録学制部の背請授業の項には、度量名四時名方名色名必要文字短三枚御高札国名一天孫以来代々天皇号一年号一官位職名一国郡府県名一歴世都名第5章右の行習斎三事試を受け四か月失点のない者には白銀一両の貰が与えられる。賞を与えられた者は四書の無点白文で試験が行われ、全科合格すると大試験がある。たいてい、五枚・一O枚ごとに一O字内外を読ませる。成績の優秀な者には次のごとく賞金が与えられた。賞金は時代によって異なるが、文久三年ごろのものを示ぜば、一三歳以下失点一O字以内白銀五両同-=ーヲナ同四両同~子同両同字同両一四{子失点一五字以上は賞は与えられない。一四ム蔵は失点一O字以内一五歳は失点一O字以内同両同白銀三両白銀二両〔注〕金百疋1白銀四両白銀一両1金一朱HH銭四七二文(凌応三、七五続々実録、巻之十二)ちなみに、後年明倫堂教授となった日高誠実は二二歳のとき、大審院長となった=一好退蔵は二一歳のとき、無失点で白銀五両の賞を受けている(明倫堂記録・文武取調書〉。4講義試験毎月の三事試のほかに講義試験が春秋二回行われた。後に諸生の願いにより四季の終わりの月の下旬に行われるようになった。小学四書は一年ないし六年一周の各課程がある。六か年一周と三か年一周の課程を例示すると、249六か年一周